過去ログ - 死んじゃわない彼女と夢見がちな僕等
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/13(日) 22:51:02.30 ID:+f4Djw5j0
「……おい、鈴」
「うぅん、にいちゃんあったかいよ。あいしてるよー」
「何寝ぼけてんだ、ほらどけって」
もそもそと僕の体を使って上へ這いずりだして、鈴は頭を僕の胸元にこすり付けてくる。
完全に寝ぼけているときのこいつは手に終えない……。
「んんー……にいちゃんちゅっちゅ」
「あっ、やめろ馬鹿っ! 汚いだろ!」
さらに、こともあろうか鈴は僕の首に腕を回し、首元に唇を押し付けてきた。
あぁもう、鬱陶しい!
鈴は寒いのが大の苦手だ、だからこんな寒い日には僕の布団にもぐりこんできたりする。
寝ぼけた鈴の相手をする僕の身にも、なってもらいたいものだが……。
「あうぅ〜……」
「ったく」
尚も絡んでこようとする鈴を無理やりに引き剥がし、僕は布団から這い出る。
さすがの鈴も、布団を出てまで絡もうという気はないらしく、そのまま布団に丸まった。
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