過去ログ - 死んじゃわない彼女と夢見がちな僕等
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/11(金) 22:44:13.33 ID:fOSAYmcr0
男はふーっ、と息を吐いてまた続けた。
「このままでいいのか、あんたは危機感が足りないんだ。もう皆、進路は決め始める頃なんだぞ」
どう聞いても、学生が進路相談しているように聞こえるだろう……だろう?
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2011/03/11(金) 22:46:31.19 ID:fOSAYmcr0
再び視線をカップへ注ぐ女の子。
中にあるミルクティーはすでに冷めきっている……。
こんなことならさっさと飲みきってしまえばよかったと女の子は後悔していた。
「でもま、目標を見つければ努力はできるさ。だけど……それが見つかるのはまだまだかもしれない
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2011/03/11(金) 22:48:04.09 ID:fOSAYmcr0
「うぅっ……」
「寒いな……」
そとに出た瞬間に襲い来る、冷たい風に顔をしかめながらも二人は歩き出した。
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2011/03/11(金) 22:51:33.61 ID:fOSAYmcr0
今日は終わり。
地震怖いよね、僕のとこも揺れました。
どうしようもないですけど、被災者の方が無事あることを祈っています。
海岸近い人は津波にも気をつけて、では。
地震情報:ex14.vip2ch.com
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2011/03/12(土) 11:28:28.59 ID:TAgV8fFao
おつおつ。
支援
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2011/03/13(日) 14:31:19.26 ID:+f4Djw5j0
*
辺りはもう薄暗い。
喫茶店を出て、黒木と別れてから十数分。
僕は人気のない道をとぼとぼと歩き続けていた。
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2011/03/13(日) 14:34:25.02 ID:+f4Djw5j0
「あ、にいちゃん。おかえりんこー」
どこからともなく陽気な声が聞こえてくる、おそらくは炬燵の中だ。
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2011/03/13(日) 14:37:52.04 ID:+f4Djw5j0
「……なんか見たいものでもあるのか?」
「んーん……面白い番組探してるの」
ピッ、ピッと鈴がリモコンのボタンを押すたび、瞬時に画面が移り変わっていく。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/13(日) 14:44:02.81 ID:+f4Djw5j0
「今日は何がいい?」
「ハンバーグ」
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2011/03/13(日) 22:49:34.38 ID:+f4Djw5j0
*
ピピッピピッピピッ……
……うぅん。
ピピッピピッピピッ
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