過去ログ - インデックス「とうま・・・・・・おいしそうだね」
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◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:16:28.25 ID:tQMxf1Mi0
クラスメイト1の顔は、白と赤で構成されていた。とても昨日まで普通に笑い、泣き、怒っていた人間とは思えない
表情は空ろで喜怒哀楽がなく、顔色は青白で、クラスメイト2と同じくらいに死を漂わせていた
額には脂汗がてかてかとひかり、口の周りには血がべっとりとついている
その口をくちゃくちゃと租借──何を租借しているかは考えたくない ── するさまは、もはや到底人間とは呼べない
以下略
83
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:18:43.88 ID:tQMxf1Mi0
クラスメイト6「う、嘘でしょ!?」
クラスメイト8「きゃああああああ!?」
以下略
84
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:19:55.38 ID:tQMxf1Mi0
クラスメイト4「み、御坂さま!」
教師「御坂さん……!」
以下略
85
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:20:56.21 ID:tQMxf1Mi0
美琴も他の子と同じように、クラスメイト1の『奇行』を見て固まってしまったのだ
いかにその気になれば、軍隊とぶつかりあうことさえできるレベル5とはいえ、
自分のクラスメイトが、同じクラスメイトにより殺される── しかも凄惨なやり方で ──
そんな光景を見て動揺しないほど、美琴は裏の世界に足を踏み入れてはいなかった
以下略
86
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:21:45.75 ID:tQMxf1Mi0
教師「もしも、その……こんなことは言いたくないけど、『ゾンビ』みたいな子が、学校中で現れているなら、
学校指定の非難場は危ないかもしれないわね。私が許可をします。2人とも、好きなところに逃げなさい。」
以下略
87
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:22:22.82 ID:tQMxf1Mi0
美琴「わ、私は、寮のルームメイトが心配です」
教師「寮にいるの?……今日休んだ子達は危険だわ。寮が今、どんな風になっているか……」
以下略
88
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga 余震ェ・・・]
2011/03/13(日) 21:23:17.36 ID:tQMxf1Mi0
美琴は立ち上がり、死体を背にして歩き出し──
── そして、出入り口に立っている、教師とクラスメイト4の顔が、さっとこわばるのを見た
以下略
89
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga 余震ェ・・・]
2011/03/13(日) 21:24:56.43 ID:tQMxf1Mi0
教師は、震えて動けないクラスメイト4を、廊下に無理やり押し出すと、ドアに手をかけ美琴を呼んだ
クラスメイト3は肩に担いだままだ。
美琴は言われずとも、すぐにクラスメイト2から目を放し、教室の外に駆け出した
以下略
90
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:26:21.35 ID:tQMxf1Mi0
美琴「ええ、さあ、行くわよ!」
クラスメイト4「え、ええ。ありがとうございます」
以下略
91
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:28:07.71 ID:tQMxf1Mi0
クラスメイト3を背負う教師を、バランスを崩さないように支えつつ
音を立てないように階段を下りてゆく
どうやら、ゾンビとなった子達は、あまり目は良くないようだ
以下略
92
:
◆Rx8sTNAmH2
[saga]
2011/03/13(日) 21:28:46.49 ID:tQMxf1Mi0
お互いに頷きあうと、美琴を残して教師達は階段を下りていった
それを見送ることなく、美琴は廊下に飛び出した。こちらに気づいているゾンビはいない
以下略
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