過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/01(金) 06:28:53.86 ID:S6DZze8vP
イェス(私が直接指示をした訳ではないがね。このようなときにも柔軟に対応してくれる部下たちだ。流石、と言うべきだな。今から呼び寄せていては、到底間に合わなかった)

垣根「おいおい、こっちには天草式の連中もいるんだぞ。引き合わせていいのかよ?」

イェス(構わないさ。むしろ、預かっている、なんて漠然とした言葉よりも、自分たちの女教皇が今何をしていてどういう状況なのか見せて知らせたほうが、良いとは思わないかな?)

垣根「珍しいな。苦しい言い訳に聞こえるぜ。まぁいい。俺が居なくともアイツがちゃんと働けんなら、この状況は何とかなるだろーよ」

垣根「で? この俺に何をしろってんだ」

イェス(私の元へ来て欲しい)

返答はシンプルで短かった。理由は見えないが

垣根「お前の元……、ボストンか? 何でまた、んなとこに」

イェス(銀貨の連中の動きが、少々予想以上でね。どうやらこの私が居るこの場所ごと、NYを焼いた例の爆撃機で吹き飛ばすつもりらしい。その迎撃をお願いしたい)

垣根「対空兵装は、あー、学園都市製の兵器にはアメリカの既存のもんじゃ通用しねえか。俺が必要な理由には十分だ。だがよ)

垣根「なんでお前はそんなトコに居座ってんだ? お前本体はなんてことはないただの基盤だ。移動なんざ、まったく手間じゃ無いだろ。爆撃を回避するなら、俺をわざわざ劣勢の戦場から呼び寄せるより、ずっと確実だと思うがな」

イェス(うむ、君の疑問は正しい。来ると分かっている爆撃を回避しようと移動しないのは愚かだ。だが、この私がそんな愚かな選択をするには理由がある)

言葉が終わると同時に、垣根の頭の中に情報が流れ込んだ

それは、科学的な数式によって構成された魔術式の情報だった

垣根「こいつは……!。そーかい、この程度で済んでいるのは、お前のお陰だってワケだ」

イェス(逆に言うなら、あまりにも不完全であるから、世界的にこれだけの程度の被害を出しているとも言える。既に人類は30億人を下回ってしまった)

垣根「30億も生き残ってりゃ、少なくともお前の存在価値ぐらいにはなるんじゃねーの。お前がお前自身の存在を肯定するのにも、な」

イェス(君がそう言ってくれるのは、素直に嬉しいな。だが、そう言う訳で私はボストンから動けない。ズレてしまうからね。だが、このままでは捉えている上条当麻と共に焼かれ、本当の終わりが来てしまう)

垣根「安心しておくんだな、俺が行ってやる。守ってやるぜ、イェスさんよ。ついでにこの世界もな」

イェス(フ。それは、頼もしい言葉だ)


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