過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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一応、ステイルのこういう扱いには理由が有るんだぜ?大した理由じゃないけども
[saga sage]
2011/05/15(日) 13:20:15.59 ID:VblF9WVrP
不意に、ボワッ、と彼の秘部を隠す炎が大きくなった
それを見た30代前後のように見える女性陣が、キャーと少々大げさな声を上げる
上条「あのさ、コイツが着れそうな代えの服とかない? 流石にこれはいろいろと不味いと思うのですよ」
いろいろと見かねて、上条が尋ねる。だが、その言葉は逆効果だった
「えー? せっかくいい体してるのに隠しちゃうの?」「もったいないー」
などと言いながら、ステイルの方へ女性がにじり寄る
魔術師として暗躍していて、長身と言う事も有って、スタイルと言う面で、身体つきはかなり良い。加えて、年齢よりは老けて見えるが確実に若いのだ
そう言う要素を含んだ視線に加え、彼女らはベタベタと彼に触りだした
「ああん、良い体」などと言いながら
当然、当の本人はたまったものではない
ステイル「ちょ、ちょっと待て。止めッ。ふ、触れるな!!」
「あっれ? 可愛い反応するじゃん。でもそんなこと言いながら、この体でいろんな子をヒーヒー言わせてんでしょ?」
ステイル「してない! 僕には心に決めたヒッ!? だからそこに触れようとするな! 火傷したいのか?!」
「めっずらしい、初心なのね。ますます悪戯したくなるのよねー、そういうの」
息に色が出そうなタイミングで、ようやく若い男がステイルと女性たちの間に立ちふさがった
「はいはい。そこらへんでストップですよ、姐さんたち。初めて会った人で遊ばない。いい肉体だけなら他にもあるじゃないっすか。部長とか」
「馬鹿ねー、若いから良いのよ」などと言われつつ、彼は彼女らをステイルから引き離していく
「ウチの人達がすまない事をしたよ。はい、コレ。俺の予備なんだけど、多分身長とかもいけると思う」
薄手の戦闘用スーツが、手渡される。若干涙目で彼は受け取った
ステイル「……助かる」
ああ、何故僕は最近こういう扱いが多いんだ? とぼやきながら、彼は受け取った戦闘用の薄いスーツに身を通していく
見立て通り、サイズは何とかなりそうだ
上条「ステイルって、こんなキャラクターでしたっけ?」
問われた彼は、無言で疲れた息を吐いた
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