過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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いやマジで痛いってレベルじゃねーぞ
[saga sage]
2011/10/11(火) 08:42:15.10 ID:F/zw6ecBP
「おい! お前らそこで何してやがる!!」
当然、そんなことはモスクワ側の人間からすれば看過できない
消防施設から屈強な身体つきをした3人程度の男が出てきて、ロシア語で怒鳴ったが
何を言っているのか、その場に理解できる者はいなかった
逆にロシア語であるからこそ、彼らにとっては敵の言語によるインプットと受け入れることになる
「非常事態だから、その時の為の飯を食おうってんだよ、ロシア野郎!」
ある者は、フランス語で怒鳴り返した
「何か文句があるってんなら、力づくで奪わせてもらうぞ!」
そしてある者は、スペイン語で
共通語として使える、僅かばかりの英語を除いて、外からの人々も、深くは言葉をかわせない
だからこそ、行動は単純化されて、そして思考の浅い結果が生まれる
言うな否や、そこに集まった十数人は缶詰の入った箱を開けて、中身の選別を行おうとした
こうなれば、本来人々を危機から救うレスキューの人間でも、力づくで止めるしかない
鍛えられた巨躯で群の中に突進し、幾人かを突き飛ばし、缶詰を選んでいた女の首を掴む
明確な実力行使に、突き飛ばされた外からの人々はすぐさま立ち上がって、そこらへんのモノを掴み投げつけ、殴る
そうなると、流石のロシアの巨躯と鍛えられた体でも、多勢に無勢
外からの人々の男共はモスクワのレスキュー隊員を取り囲み、女は食糧を奪って逃げる
追おうとした隊員の一人が、倉庫の中のラックを構成していた鉄製の角張って長い得物で殴られた。殴られた場所が悪かったのか、それだけでその男の意識は途絶えてしまう
もしかしたら、死んでしまったかもしれない
それは今まさにモスクワ中で起きていることの、縮図だった
自らもこうなるのか、と残された二人の隊員は思わされ、一人は暴走して取り囲む男たちにラリアットをして逃げようと狙ったが、どこからか持ってきた椅子によって殴られ、頭から血を流して倒れてしまった
残ったのは一人。二人やったら今更一人。外の人々には、この隊員を攻撃することへ躊躇は無くなってしまう
しかも、取り囲んだ彼らの少し後方からは、缶詰を奪った女性が吹聴したのか、勢いづいた外からの人々が次々と押し寄せていた
にじり寄ってくる目の前の男たち、そして後ろからその援群。残った一人はもうどうしようもないと、殺されるのを待つばかり
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