過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 02:54:40.17 ID:dQEA5iJzP
「ちょ、あわきん?」

上条刀夜、と呼びかけてすぐに、青髪は抱きつかれた

彼女が駆け寄って抱きついたのではなく、自分が強引に上条刀夜から引き離されるように空間移動させられたと気付くには、時間などかかりはしなかった

刀夜「まだまだ、嫌われてしまっているようだね」

青髪の肩越しに睨む結標の顔を見て、彼はそう言った

そして、彼を睨むのは、結標だけではなかった

相「上条刀夜、あなたには聞きたいことがあります」

刀夜「聞きたいこと。まさか、その為にここまで来たのかい? 核の爆発すらあったというのに。無事話し合いが終われば第7学区へ戻るつもりだったのだから、それまで待つべきだったろう」

絹旗「この超騒然とした状況で、あなたが無事に帰ってくる可能性なんてかなり低いと思いますけど」

核を見て、恐怖は全ての人間にめまぐるしく駆け回り、結果、騒いでいるのは主に外からの人々なのかモスクワ市民なのか、完全に混ざってしまっている

これを恐慌と言わずして、何と言うべきか。そんな中で、どうして無事などということが言えようか

刀夜「しかし、道中で犠牲者でも出たら、それは無駄死にになってしまう。若い命を粗末に扱ってはならないよ」

白井「無駄死にと言う言い方は、止めて頂けますか」

少なくとも、死んだ妹達の一人とフレンダは、他の者を守るためだったのだから

無駄などと言われたくない

刀夜「そうか、既に。それは、すまなかった。謝ろう」

滝壺「それに、あの核でもなければ、今頃、第7学区だってどうにかなっていたかもしれない」

結果論を見れば、じっと待つことすらも、ここまで来るのも危険度はさして変わらなかった

刀夜「それほどまでに攻められてしまったのかい?」

相「まさか、予想が付かなかったと?」

刀夜「すまないが、自分たちのことで手いっぱいだったんだよ」

だから仕方なかったんだ、と青髪は刀夜を援護しようと思ったが


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