過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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391:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage saga]
2011/04/21(木) 02:15:39.91 ID:jyC5AdQro

「そーだお姉様。ミサカ、服が欲しいんだけど」

その言葉に、美琴は改めて番外個体を眺める。
右腕を骨折しており肘のあたりからギプスに覆われている彼女は自由に服を着ることができない。
そのため彼女は脱ぎやすいように袖口にチャックのついた半袖の患者衣を着て、その上から袖を通さずにカーディガンを羽織るといった感じだ。
お世辞にも、あまり女の子らしい格好とは言えない。

「そうね、好みの服は退院してからでいいとして、まずはギプスが外れた後着る服が欲しいわね」

「今のままだと服を買いに行く服が無いって感じだもんね」

「お姉様、ではミサカとのお買い物の際に、番外個体の洋服も買ってくるというのはどうでしょう、とミサカ10777号は提案します」

「む、抜け駆けはずるいのではないですか、とミサカ10032号は抗議します」

「そうです、こんな新参ミサカは放っておいて、このミサカとお買い物へ行きましょう、とミサカ10039号は追従します」

「ミサカも行きたーいってミサカはミサカは猛アピールしてみたり!」

「このミサカは元々お姉様と約束していましたので、その指摘は的外れなのではないでしょうか、とミサカ10777号は反論します。
 それに、まずはお姉様のスケジュールを確かめなければいけないのでは?」

その言葉に、妹たちの視線がいっせいに美琴に向く。
美琴は自分のスケジュールを頭の中で思い浮かべた。



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