過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
1- 20
721:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:07:04.29 ID:2nJkUX9vo

「んあー、良い匂い。ミサカもお腹ぺこぺこなんだけど。一本よこせ」

「解析が終わったらくれてやる。その前に俺が食い終わってなければの話だがな。
 というかきちンと朝飯食ったンだろォ? まだ昼にもなってねェぞ」
以下略



722:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:07:59.22 ID:2nJkUX9vo

その時、ノートパソコンの画面を見ていた番外個体が顔を思い切りしかめる。

「あっちゃー、お手上げだよコレ」

以下略



723:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:08:53.02 ID:2nJkUX9vo

『オメガシークレット』を持ちだしてまで守りたいものが、このデータチップには収められている。
急いてこれを無為にするようなことだけは避けねばならない。

「……この認証に使われてるデータが誰のものか、割り出せないか?」
以下略



724:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:09:35.42 ID:2nJkUX9vo

同時刻。

御坂美琴と白井黒子は、『学舎の園』の前で友人たちと待ち合わせをしていた。

以下略



725:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:10:01.98 ID:2nJkUX9vo

女性限定とはいえ、学舎の園が在校生の招待状なしに一般開放されるのは一端覧祭の期間中だけである。
そのため、普段は閑静な街並みも、今は女生徒達で溢れかえっている。

「……以前とは比べ物にならないくらいの人の山ですねー……」
以下略



726:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:10:35.03 ID:2nJkUX9vo

普段ならば人ごみなどない広い道を、肩を押し合いへしあいしながら進む。

「……だけど、うちの学校なんてなんの面白みもないと思うけどなぁ。
 うちのクラスなんて、それぞれが書いた論文を掲示してあるだけよ?
以下略



727:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:11:53.27 ID:2nJkUX9vo

「ほら、ここが常盤台中学よん」

「「うわぁ……」」

以下略



728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:12:20.56 ID:2nJkUX9vo

外観から見て分かるように、内装も瀟洒な純西洋風になっている。
教育施設らしからぬ装飾過多な面はあるが、それが『学舎の園』の空気と言うものなのだろう。
天井の彫刻に見とれ、壁に掛けられた絵画にうっとりし、もの珍しそうにあたりを見回す二人に、美琴が問いかける。

以下略



729:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:12:50.32 ID:2nJkUX9vo

「佐天さん! これ見てくださいよ! これも、ぜーんぶお砂糖ですよ! あ、今回は食べちゃだめですからね!」

「分かってるって、初春はしつこいなー」

以下略



730:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:13:51.58 ID:2nJkUX9vo

差し出されたチラシを受け取り、友人たちと眺める。
飴細工の簡単な製作工程と共に、「リクエストにお応えして目の前で色々な飴細工をお作りします」の文字が。

「御坂さん! 私! ぜひ! 参加してみたいです!」
以下略



731:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2011/05/28(土) 02:14:19.65 ID:2nJkUX9vo

「……『外』から従姉妹の方々がいらっしゃるのでしたらそうとおっしゃってくださればいいのに」

「あんたが聞こうとしなかったからでしょ!」

以下略



1002Res/817.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice