過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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973:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:47:00.43 ID:zxuPn9f5o

「……本当に、送って行かなくていいのか?」

「何言ってんのよ。私は天下無双のレベル5、あんたは体力の衰えた入院患者。
 あんたのお仕事は私を送ることじゃなくて、さっさと寝て回復することでしょうが」

「でもなぁ……」

納得しがたいといった顔をする上条。
変なところで義理がたいと言うか、真面目な男である。

「大体ね、この街に私より強い人間なんて3人しかいないのよ。そこらの男に私が後れを取ると思う?」

「例え強い能力を持ってたとしても、中学生の女の子ってことには変わりはないだろ」

「大丈夫だって言ってるでしょ」

納得しがたいといった顔をする上条。
変なところで義理がたいと言うか、真面目な男である。

「……あ、そうだ」

「今度は何だ?」

「ネックレス、ありがとね」

重ね重ね礼を言う。
それほどに嬉しかったから。

「……おう。気をつけて帰るんだぞ」

「分かってるって。じゃあ、お休みなさい」

「お休み」

軽く手を振って、美琴は夜の帳の中へと消えて行った。
その背中を、上条は心配そうに見送る。



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