過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
1- 20
963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:37:01.46 ID:zxuPn9f5o

化粧を施された屈辱そうな表情の上に乗っかった、可愛らしいホワイトブリム。
クラシックな黒いエプロンドレスに、清潔そうな白い手袋。
極めつけは、ややフリル過多なミニスカート。
ご丁寧にガーターベルトまで装着されている。
以下略



964:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:37:46.91 ID:zxuPn9f5o

「……くそぅ、酷い目に遭った」

夕日が射す帰り道、やさぐれ気味に呟く上条。
その目は虚ろで、頬はこけ、まるでこの世の地獄を見てきたかのようである。
以下略



965:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:39:08.34 ID:zxuPn9f5o

「……ねぇ」

「なんだ?」

以下略



966:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:40:13.90 ID:zxuPn9f5o

「おや、お帰りなさい、とミサカ10032号はあいさつします」

病院の正面玄関をくぐった上条と美琴を迎えたのは、パイプ椅子や毛布などを大量に抱えた御坂妹たち。

以下略



967:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:41:16.50 ID:zxuPn9f5o

「これはミサカたちが冥土帰しに面倒みて貰ってる分の恩返しでもあるからね。
 ……しっかし、石油ストーブとはずいぶんとまたレトロな」

「停電の時とかだと、電気ストーブは使い物にならないでしょうが」
以下略



968:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:41:55.79 ID:zxuPn9f5o

「……寝てる」

上条の病室に荷物を置き、売店でお菓子と飲み物でも買ってくると病室を出たのがつい10分前。
戻って来てみれば上条はベッドに横になり、寝息を立てていた。
以下略



969:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:42:56.29 ID:zxuPn9f5o

「……ぶぇっくしょん!!」

「あんた、口くらい抑えなさいよね」

以下略



970:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:43:49.20 ID:zxuPn9f5o

「それにしても、本当に寒いわね」

袖を引きよせ、手をすり合わせる。
手袋を忘れてしまったのが痛い。
以下略



971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:44:59.38 ID:zxuPn9f5o



菊、牡丹、トケイ草、未来花。

以下略



972:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:46:15.42 ID:zxuPn9f5o

その光に照らされながら、美琴はちらりと上条の横顔を見た。
花火の爆音に掻き消され気配など微塵も分からないだろうに、何故か上条と目が合い、ふっと微笑まれる。
上条は何やら携帯電話を操作し、そして画面を美琴に見せた。

以下略



1002Res/817.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice