過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:01:50.26 ID:CypdjJ6do

 それから暫くの沈黙の後、彼がいっそカーテナ=レプリカを首に押し当てて――などと物騒な思考に至った頃。
 ドアが慌しくノックされ、少年の部下らしき男が部屋に入ってきた。

「どうした、一応来客中だぞ」
以下略



322:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:03:39.98 ID:CypdjJ6do



 訝しげな視線を浴びながらフィアンマは山道を歩き、着いたのは何も無い場所だった。
 少し開けていて視界が良いが、ただそれだけ。
以下略



323:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:06:45.49 ID:CypdjJ6do

「それで、何か用か。見ての通り暇じゃないぞ」

「その暇じゃない理由を聞きたいんだが。というかさっきからお前ら俺様の扱い杜撰過ぎないか」

以下略



324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:08:32.94 ID:CypdjJ6do

「責任取れよ」

「そう言われても、はいそうですかと処理出来るような規模なのか」

以下略



325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:10:19.77 ID:CypdjJ6do


「限界だ。これ以上邪魔をされたら堪らないので一応聞いておくが――異論は無いな」

「今更無いよ。精々頑張ってくれ」
以下略



326:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:11:59.96 ID:CypdjJ6do

「いいから、離せ。邪魔するな」

 だが、その手は杜撰に払われた。
 今まさに失おうとしている青年自身の手で。
以下略



327:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:13:48.31 ID:CypdjJ6do


 準備は整った。
 天然ダムを意図的に崩し、海へと放水する。
 少年はその放水する部分の微調整を担当するようだ。
以下略



328:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:15:00.15 ID:CypdjJ6do

「ッ、まずい、来るぞ!!」

 しかし、それと同時に水が不自然に唸る。
 少年の部下の誰かが制御を誤ったのだ、と理解するよりも早く、決壊した。
以下略



329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:15:55.16 ID:CypdjJ6do

「まあ、ここは一応貴方に礼を言っておく場面かな」

「嫌味か皮肉か迷うところだな」

以下略



330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/06/15(金) 23:19:10.30 ID:CypdjJ6do



 場所は戻って、少年らの本拠地。
 先回りして同じ部屋に勝手に居座っていたフィアンマに、少年は迎えられる。
以下略



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