過去ログ - 女「君は、音楽の魔法を信じるかい?」
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47:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:00:40.05 ID:SY06P/910

その当時、青年は15歳。

彼の手元にあったのは隠し口座の通帳と印鑑、そして家族の遺骨・遺灰。

以下略



48:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:01:46.48 ID:SY06P/910

無論、日本は法治国家である。どんな事情があろうと人を傷つけてはならない。


当然青年は警察組織に追われ、年齢からして保護されるはずだった、が、
以下略



49:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:02:35.14 ID:SY06P/910

裏社会の人間、いわゆる無法者は社会の決まりは無視するが、仲間同士の結束は強い。

法で守られない無法者が、唯一頼れるものが己の暴力。そして何よりも仲間だからだ。

以下略



50:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:06:15.43 ID:SY06P/910

青年と、青年と年の近い仲間たちは、無法者といえど、

普段は年相応の学生と変わりなく、各自が好きな曲を教え合ったり、

以下略



51:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:07:17.22 ID:SY06P/910
しかし、もちろんそれは青年たちにとっての話だ。

暗殺者と、それにつるむような無法者は、一般人にとっては恐ろしい存在でしかない。

またそれは、別の無法者たちにとっても同様である……
以下略



52:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:10:06.91 ID:SY06P/910

そうして、

駅“西口”で佇んで、着の身着のままの逃亡生活をするのがこの青年。

以下略



53:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:11:51.83 ID:SY06P/910

青年には家族の遺産や、組織からの報酬のおかげで逃走資金は十分すぎる程にある。

偽造パスポートや滞在ビザも手に入れている。いつでも出国できる。

以下略



54:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:12:50.81 ID:SY06P/910

……だから彼はどうしても、日本を発つ前にしておきたいことがあった。

それは、彼が裏社会に入る直前に、命を助けられ、その後5年間、手紙のやり取りをこっそりと続けていた“少女”に、

以下略



55:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:16:06.14 ID:SY06P/910

大事な人と会えない。


でも、それでもいいと青年は感じ始めていた。
以下略



56:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:17:42.90 ID:SY06P/910

青年は煙草の煙を吸う。


一秒、二秒……
以下略



57:つづく
2011/03/28(月) 01:24:07.46 ID:SY06P/910
今回の投下完了。次は“女”の話。



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