過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
↓
1-
覧
板
20
534
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:06:42.90 ID:NpuZOMhNo
「……ッ、……く」
上条は痛む身体を更に痛めつけながら、それでも何とか立ち上がった。
そして再び右拳を構える上条を見て、一方通行は深く溜め息を吐いて言った。
以下略
535
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:08:52.22 ID:NpuZOMhNo
「どォした? さっきから熱ゥい視線を注いでくれやがって」
睨み合いに焦れたように、一方通行が話しかけてくる。
以下略
536
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:12:41.28 ID:NpuZOMhNo
たった一言で、上条の思考が沸騰する。
その様子に、目の前の化物は満足そうに笑みを深めて言った。
「ギャハッ! そォ、そォだよその表情! 雑魚が無い知恵絞って無駄な長考にかまけるよりゃァ、そうやってカッカ来て突っ込ンでくる方が俺ァ好みだぜェ!」
以下略
537
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:14:00.62 ID:NpuZOMhNo
「う、おおおおおぉぉぉぉぉぉ、ああああああああぁぁぁっ!!!!」
獣のような雄叫びを上げ、上条が踏み出す。
その右手は固く握られ、最短の距離を辿り、目標へ向かう。
以下略
538
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:14:52.26 ID:NpuZOMhNo
路地裏にそよぐ僅かな風。
それは一方通行の肌に触れた瞬間、人一人の身体を簡単に打ち上げ、飛ばす轟風と化した。
上条の身体は紙クズのように吹き散らされ、宙を舞い、そのままなす術も無く放り出されて、そして。
以下略
539
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2011/07/08(金) 00:17:25.62 ID:HqcNoQWco
え
540
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:18:01.13 ID:NpuZOMhNo
「あァ? 焦ってちょっと加減間違えたか?」
苦笑交じりに頭をガリガリと掻き、一方通行は動かなくなった上条の元に歩み寄る。
如何にもめんどくさそうに、軽い溜め息を吐きながら。
以下略
541
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:19:28.35 ID:NpuZOMhNo
「ふン……、でもこのまま放っておくのもやべェかも知れねェしな……。ったく、クソ面倒臭ェ」
そのまま一方通行が爪先で上条の肩口をつつくと、ふわりと上条の上半身が持ち上がった。その顔を片手で掴み、腕一本で上条の体をぶら下げるように持つ。
華奢で、まるで骨の上に薄い皮を被せただけに見える細いその腕は、とても人一人を支える事など出来そうにないにも関わらず、たった一本で軽々と上条の身体を掴み上げている。
以下略
542
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:20:44.85 ID:NpuZOMhNo
「よォ、おはようさン」
それは、目覚めの光景としては最悪の、最凶の微笑。
以下略
543
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:22:38.65 ID:NpuZOMhNo
「…………ハ?」
一方通行がその現象を理解するより早く。
思わず正面からその目を、左手で掴み上げたその男の鋭い眼光を目にした時には既に遅く。
以下略
544
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/07/08(金) 00:24:07.09 ID:NpuZOMhNo
一方通行には、最初から相手を殺す気も必要以上に痛めつけるつもりもさらさら無かった。
つまり、一言で言えば、彼は相手を舐めてかかっていた。
対して、上条は相手の強さを、彼我の絶望的なまでの力量差を自覚していた。
以下略
973Res/425.60 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1301117140/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice