235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/27(金) 21:48:01.64 ID:qKW626njo
「魔術騎士による知識供与、でしたっけ?」
ウィリアムはスープの器を引き寄せながらつぶやいた。
236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/27(金) 21:49:03.81 ID:qKW626njo
昼食を終えて部屋に戻ったウィリアムは、ベッドに腰掛けて本を開いた。
二日前の襲撃。あれから強盗たちの気配はない。
警戒を強めた都市に二度も襲撃を掛けられないというのが実情だろう。
ウィリアムたちも昨日程の警戒はしていなかった。
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/27(金) 21:50:01.19 ID:qKW626njo
特に大きな引っかかりではない。
それでもその違和感は頭からはがれおちてはくれなかった。
「ま、そういうわけで」
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/27(金) 21:50:38.96 ID:qKW626njo
to be continued...
239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[sage]
2011/05/28(土) 21:48:16.00 ID:gWcW8hQ3o
乙です
国家資格なのかな?この世界の魔術師の総称って感じか
ウィリアムに気付かれるまで部屋の前をうろうろしてたりしたんだろうか
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:42:59.45 ID:hn5qBihAo
相棒に連れられて着いたのは、管理官の事務所だった。あの大きな建物だ。
どういうことなのかと相棒に問いかけても、にやにや笑うだけで返事はない。
応接室に通され、ソファーで待つことしばし。
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:43:35.17 ID:hn5qBihAo
相棒は待ってましたとばかりに口を開いた。
「実はそれについて進言がありまして」
「進言?」
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:44:18.13 ID:hn5qBihAo
それからしばらく後。
「へっ、楽勝だぜ」
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:44:55.40 ID:hn5qBihAo
強盗団の本拠地捜索、掃討を自分たちに任せてほしい。
それが相棒の申し出だった。
もちろんリグはいい顔をしなかった。独断で行動すれば最悪国への背任行為とみなされてしまう。
しかし相棒は引き下がらなかった。
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:45:32.57 ID:hn5qBihAo
さて、縄の先の強盗はしばらくして街道を外れた。
間違った方向に導かれるということはないだろうと思えた。
この強盗が帰ることのできる場所と言うのは強盗団以外にはないからだ。
自分たちを上手く出し抜ければ強盗団に復帰することもできる。そう思わせるのがコツだった。
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:46:17.92 ID:hn5qBihAo
「ロック……」
「ああ」
相棒が険しい視線で頷く。
295Res/175.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。