過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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751:[sage]
2011/12/19(月) 03:17:53.27 ID:Ik77R3mgo
お手数かけました 再開です


752:[saga]
2011/12/19(月) 03:19:28.36 ID:Ik77R3mgo
線路を引き裂かんばかりに車輪が回転し、非生命的な直線のホームに電車が進入する。
線の外側を歩く人々に対し警笛が鳴り響き、すぐに追い抜いていく。

――4番線に、電車が参ります……

以下略



753:[saga]
2011/12/19(月) 03:20:46.23 ID:Ik77R3mgo
〜杏子視点〜

これで、終わったのか?

事前に仕込まれていたらしい爆弾はあたしたちに直撃せず。
以下略



754:[saga]
2011/12/19(月) 03:24:02.91 ID:Ik77R3mgo
杏子「本当にあの子を殺す気があるんなら、なんであたしらが来るまでモタモタしてたよ?
どうせ口だけなんだろ? さては……愛しの鹿目まどかにフラれたか?」

適当にカマをかけてみるけど。
どうやらまともな話はできそうにないか。
以下略



755:[saga]
2011/12/19(月) 03:29:44.23 ID:Ik77R3mgo
あたしは背後に立つ影にも声を放った。そう。
こっちにも困った奴がいるんだ。状況わかってないのかな。

杏子「いつまでここにいるつもりだい? さっさと逃げなよ」

以下略



756:[saga]
2011/12/19(月) 03:35:35.20 ID:Ik77R3mgo
さやか「いやいや、だから――」

仁美「そんなことはどうでもよいのです」

さやか「――え?」
以下略



757:[saga]
2011/12/19(月) 03:39:28.95 ID:Ik77R3mgo
仁美「私、上条君からお返事をいただいたんですの」

仁美は、たちまち核心に迫った。さやかは着実に追い詰められていく。
でもあたしは何もできない。声の一つも上げられずにいる。

以下略



758:[saga]
2011/12/19(月) 03:42:01.90 ID:Ik77R3mgo
仁美はさやかに答えない。
だが、答えを明かしたも同然ではあった。

仁美「ついさっき、いえ、昼休みの事ですわ。
お伝えするのが遅くなって、本当に申し訳ありません」
以下略



759:[saga]
2011/12/19(月) 03:43:37.50 ID:Ik77R3mgo
仁美「あなたと私は、ずっと友達ですわよね」

さやか「え……? あぁ、もちろん、もちろん」

二回連続で言った言葉が、妙に間延びして聞こえる。
以下略



760:[saga]
2011/12/19(月) 03:46:05.16 ID:Ik77R3mgo
杏子「……?」

あたしは呆気にとられて、ただ右から左に走り抜けるさやかを目で追っただけだった。
そして、ゴミ捨て場からひょっこりと顔を出した猫が、急にとてとてと這いだしてきて、
一目散に路地の先に走って行った。そしてあたしはと言えば、まだ呆けていた。
以下略



761:[saga]
2011/12/19(月) 03:56:06.68 ID:Ik77R3mgo
気付いた時にはもう、突き飛ばされ、尻もちをついていた。完全に油断していた。
ゆらめくように立ちあがった影が、蠢き、志筑仁美をその視界に捉える。

理性を信用していたんだ。
だが、知るべきだった。それは、無意味な信用だと。
以下略



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