過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
1- 20
927:[saga]
2012/04/04(水) 14:35:19.80 ID:+IlzdyW5o

魔まどか「――私は別に、この世界を救いたいわけじゃないもん」

ほむら「でっ、でも! あなたの大切な人たちは……あなたが守らなければ、死んでしまうのよ?」

言いながら、猛烈な自己嫌悪に襲われた。どの口が言うか、と思った。
だいたい、こういう自己嫌悪を避けるために、手早く死んでしまおうと思っていたのに……。

しかし、まどかは小さく首を振って、

魔まどか「ほむらちゃん」

次の瞬間、よく分からないことを言い始めた。

魔まどか「それ違う。アレは、違うの。私の、じゃない。あの子の、なの」

ほむら「……えっ?」

思わずポカンとした顔で聞き返していた。
その瞬間、まどかはキッ、と私を強く見据えて、突然叫び始めた。

魔まどか「アレは……私のママじゃない! パパじゃない! タツヤじゃない!」

魔まどか「さやかちゃんじゃない! 仁美ちゃんじゃない!」

魔まどか「マミさんじゃない! 杏子ちゃんじゃないんだ! アレは違うもん!」

魔まどか「――アレは、全部、あの子の、もう一人の私の、でしょ!?」

魔まどか「私のは……アレじゃないの! 私のっ、救いたかったみんなは……もう二度と還ってこないんだよ……!?」

ほむら「……それはっ」

それは違う、と言いかけたのだが、

魔まどか「あなたには耐えられる!? 自分の救った後の世界で! もう一人の自分が! 平然と過ごしていくのっ!!」



魔まどか「――私は、――――――――――――私は、消えるのに―――――ッ!!」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
982Res/646.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice