41: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/23(土) 18:01:08.75 ID:7jfBIhe90
◆
マミ「うーん、やっぱりこっちのほうが良かったかしら?それともこっち?」
まどか「あのー、マミさん?」
42: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/23(土) 18:05:36.36 ID:7jfBIhe90
マミ「ありがとう、鹿目さん。このお店、一人では入り辛くって。諦めればよかったのにね、どうしてもここにある気がして」
まどか「そのヘアピン、ですか?」
マミ「えぇ、まあ結果的にはそうなるわよね」
43: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/23(土) 18:10:54.05 ID:7jfBIhe90
マミ「……えぇ、そうね。そうなるのかも。ほんとはね、昨日まで誰に渡すか、覚えていたはずなのよ。何を渡したかったのかまでは思い出せなくて。でも……今日はもう、誰に渡すかも思い出せない」
まどか「それって……」
マミ「もしかしたらその人はいないのかなって。そう思うんだけど、そんなことは信じたくないから」
44: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/24(日) 13:14:01.54 ID:Ph332PTt0
きっと、マミも覚えているのだ。あの魔法少女のことを。
そして、そんなマミがまどかを助けた理由……。
まどか「ごめん、なさい」
45: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/24(日) 13:21:38.45 ID:Ph332PTt0
マミ「最初は私、ただ寂しくてあなたを仲間に引き入れた……そのつもりだったんだけどなあ」
まどか「……え?」
その時。
46: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/24(日) 13:29:04.75 ID:Ph332PTt0
まどか「嘘……」
マミ「これだけ大人数を自殺させようとするなんて。かなり図体の大きい魔女なんでしょうね」
まどか「ひっ」
47: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/24(日) 13:36:39.39 ID:Ph332PTt0
◇
マミ「変身は華麗に決めなきゃね」
ウインクしながら見事にポーズを決めたマミとは逆に、なんとも微妙な着地をするまどか。
48: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/24(日) 13:46:52.78 ID:Ph332PTt0
マミ「動くからいつこの道が崩れちゃうかわからないわ。魔女の頭部を狙えば確実に殺せるはずよ。いい?」
まどか「は、はいっ」
マミたちは魔女のいる中央に向かって走り出す。
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/04/24(日) 14:36:31.48 ID:eLMsAbA+o
あかん!
50: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/24(日) 14:45:04.36 ID:Ph332PTt0
まどか「……!」
マミ「くっ……」
赤く染まった紙袋が、下へ落ちて行った。
51: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/24(日) 14:49:02.61 ID:Ph332PTt0
すっ
震える手で矢を弓につがえる。
白い糸が自分に向かって来るのを空中で身体を反転させて避けた。
気持ちの悪い魔女の目が、まどかに向けられる。
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