過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/04/26(火) 01:42:37.77 ID:MdcLmKSao
乙です!

この校舎は軽音部殲滅戦の後に補強工事をして、核シェルター並みに頑丈になってる訳ですね?わかりますwwww


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:22:24.57 ID:d6rmYWQAO
 静止した闇の中で和は言葉を失っていた。
自身の心臓の鼓動すら警鐘に思えて、彼女の心を落ち着かせるものなど一つも無い。
 この状況をどのようにして説明付けようか。
脳は無意味に足掻くも思考の糸は絡まるばかりだった。

以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:22:55.94 ID:d6rmYWQAO
和「ここまで来るともう……なんだか、ね」

 空間そのものを造り替える能力。
或いは本当に地獄が存在すると仮定して、地獄を召喚する能力か。
どちらにしてもこの現象は和の理解の範疇を越えている。
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:23:33.52 ID:d6rmYWQAO
紬「理解する必要は無いわ。ここでは思考するという行為が無駄にナるから」

 紬の身体に目に見えるほどの変化が起きる。
目の回りが急速に窪んでゆき、死人のような白い肌にどす黒い斑点模様の痣が浮かび始めた。

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:24:04.38 ID:d6rmYWQAO
 言い終えるよりも先に紬の身体は完全にゲル状の液体となった。
そして地面と呼んで良いのかも分からない、そこに立つ者を墜ちてゆく錯覚に陥らせる黒い足場に染み込んでゆく。

和「ムギ……!」

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:24:43.47 ID:d6rmYWQAO
 込み上げる吐き気を堪えながら和は声を振り絞った。

和「どうしてアンタがここに居るのよ!?」

 自然と声が荒くなる。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:25:36.58 ID:d6rmYWQAO
澪「……何でそんな顔するの? 私の事嫌い?」

和「…………」

 上辺だけの言葉で取り繕えばどうとでもなるのに、何故か和は何も言えなかった。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:26:14.84 ID:d6rmYWQAO
澪「私は大好きなのに……。何で皆そんなによそよそしくなっちゃうの? ねぇ、どうして?」

 背後で響いた声と共に和に覆い被さるのは澪の身体だった。
反射的に押し退けようとする和だが、触れた先に衣服の感触は無く、柔らかい肌の感触が指を伝って身を固まらせる。

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:26:52.99 ID:d6rmYWQAO
和「……好き合ってるとしてもこんなのおかしいわよ。普通じゃないわ」

澪「嘘だ! 本当に好いてくれてるなら私の全てを受け止めてくれる筈だろう!!」

 何とか手を振りほどこうと身を捩らせる和だが、澪の化け物染みた力の前では成す術無く押し倒された。
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:27:36.66 ID:d6rmYWQAO
和「……っ」

 胸の奥で蠢く恐怖という魔物は和の視界を霞ませ、強者としての芯をいとも容易く叩き折る。
靄がかかった視界に映る光景が和にとって最も辛辣なものだったから。

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:28:04.70 ID:d6rmYWQAO
 唯が着ている制服は揉み合いの際に負荷がかかったのか、ところどころが破れている。
柔らかい肌を露出させて押さえ込まれている唯の上に跨がるのは澪だった。

澪「──っ! 〜〜っ!?」

以下略



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