過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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982: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/03/13(火) 04:04:38.09 ID:KNKF5ZZmo

「なにっ……!?」
 
「え……?」

 絶好のタイミングを外したマミはそのまま落下、着地した。
 予想外なマミの行動は鋼牙を動揺させ、ガッツポーズを準備していたさやかが固まった。
 誰もがマミの勝利を確信していた。この局面で撃たない選択肢などあり得なかった。
 いくら首を捻っても理解できなかった。

 マミは引き金を引くはずだった右手を見つめ、愕然とした。
 何故撃たなかったのか、自分でもわからない。
 しかし撃つ寸前、苦しみもがく魔女と眼が合った。
 正確には気がしただけ。顔に付いた薔薇の花がそう見えただけ。

 だが、マミにはそれで充分だった。
 醜悪な外見も、低い苦悶の唸りも人とはかけ離れたもの。
にも関わらず、自分が銃口を向けた魔女の顔がブレて、大人しそうな少女の顔に映った。 
 更には、それが自分の顔と重なった瞬間、人差し指が引きつってしまった。 
 
 マミが土壇場で生じた迷いに翻弄されている間も、敵は止まらない。
 魔女の身体に無数の髭の使い魔が飛び付く。
手に手に鋏を持った使い魔は、魔女を縛る金糸を断ち始めた。
 魔力の糸は一本でも相当の強度を持つが、使い魔も鋏も魔女の魔力で出来た物。
 原理が同じなら、断てない道理はない。
 
「何をしている! 戦え!!」

 鋼牙の声にマミがハッと我に返るのと、魔女が戒めから解き放たれたのはほぼ同時。
 再び振り下ろされた触手を横に転がってかわす。


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