過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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961:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:26:09.71 ID:Yw/Uqu8AO
太陽炉搭載機でも付いていけるか分からないほどの、壮絶なドッグファイト

最速旋回時には12G以上もの圧がかかるカスタムフラッグを、グラハムは蝶のような軽さにまで昇華させイナクトを襲う

ヤザンもまた、速度の緩急、変形の僅かなズレを意図的に利用した変則機動でグラハムを攪乱し対等近くにまで持ち越していく
以下略



962:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:29:38.02 ID:Yw/Uqu8AO
十三度目の交錯、イナクトの肩先を蒼弾が掠め、フラッグの頭部頭頂部が僅かに削れて散る
僅かな拮抗が、二人を苛つかせた

グラハム「このままでは埒があかん……!」

以下略



963:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:35:08.13 ID:Yw/Uqu8AO
踏み損ねた脚が虚空に揺れる
それでも、確かな何かを踏みしめ大空で堪えた
その重量故に体勢の整わぬイナクト、そのがら空きの胴体にフラッグは飛び込んだ

ヤザン「ぐうううう……!」
以下略



964:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:37:38.72 ID:Yw/Uqu8AO
止めるなら、明確な硬直が生まれた今しかない
だが……誰も前に出ようとはしなかった

グッドマン司令が待機させたMSは、その場に足踏みし一向に進まないでいる
それもその筈だった、彼等の眼差しは、生身の視線で捉えるものと違う存在を見ていたからだ
以下略



965:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:41:04.87 ID:Yw/Uqu8AO
阿修羅と野獣、お互い一歩も譲らず最終局面

フラッグはライフルを投げ捨て、ビームサーベルを両手に握り正眼の構えを取る
イナクトはスピードでは不利と感じたか、脇にビームサーベルを構え、後手のカウンターを狙う

以下略



966:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:42:31.79 ID:Yw/Uqu8AO
『――マスター――』

グラハム「……あ……!」

一瞬
以下略



967:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:45:15.35 ID:Yw/Uqu8AO
グッドマン『そこまでだ! もう良かろう!』

ヤザン「!?」

グッドマン『両者素晴らしい戦闘だった、これを以て模擬戦を終了とする!』
以下略



968:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:47:05.48 ID:Yw/Uqu8AO
グラハム「良い模擬戦だった……久しぶりに血沸き肉躍る闘いに酔いしれた」

ヤザン「てめぇッ!」

グラハム「……ヤザン、貴様も一端の軍人だろう」
以下略



969:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:47:45.69 ID:Yw/Uqu8AO
――格納庫――

フラッグを定位置に戻し、グラハム少佐がコクピットから降りてくる
メットを外すと、汗が光の粒のように輝き、散っていった

以下略



970:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/25(金) 20:50:12.30 ID:Yw/Uqu8AO
ビリー「グラハム!」

ミーナ「何やらかしてんのよあんた! まだ昨日今日の話じゃないのよ!?」

ダリル「隊長ーッ!」
以下略



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