673:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:21:26.73 ID:i2IVTR040
黒竜「……」
黒竜「……俺も話の通じない奴ではない」
黒竜「これは竜族の問題。しかし、そちらも自らここに訪れる程、緊迫しているのだろう」
674:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:21:56.84 ID:i2IVTR040
――竜の住処
伍長「あの崖の道から洞窟に入ったら、すぐに竜の住処だったなんて……」
騎士「意外だな。てっきり頂上付近だと思っていたのだが」
675:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:22:34.77 ID:i2IVTR040
黒竜「俺が生まれる前だ。よくは知らないがな」
黒竜「俺が物心ついた時もそこそこ賑わっていると思っていた」
勇者「それは……人のせいで廃れたということか?」
676:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:23:03.28 ID:i2IVTR040
蠅竜「――成る程ねぇ。青竜の奴の件で、か」
黒竜「ところで、今日は……」
蠅竜「特に動きはないみたいだね」
677:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:23:33.92 ID:i2IVTR040
――黒竜の家
騎士「洞窟に家なんて……とは思っていたが、横穴を掘って見事な部屋になっているな」
伍長「世の中には人間でも洞窟の中に住んでいる人はいるんですよ。こういう風に」
678:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:24:09.75 ID:i2IVTR040
黒竜「では、何から話そうか」
伍長「青竜、でしたか? その竜との件を」
黒竜「それもそうなのだが、それには様々な前置きが必要だ……と思っている」
679:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:24:40.27 ID:i2IVTR040
黒竜「そもそも、竜族の中で“異端”という言葉が生まれたのは、青竜の父親がきっかけだったと言う」
黒竜「俺達竜族は、この大陸で古来より知性ある生物として生きてきた」
黒竜「魔法を使い、巨大な身体と強大な力の使い方を正しく知り、そしてどの生物よりも寿命は長い」
680:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:25:08.72 ID:i2IVTR040
黒竜「しかしある時、竜族にも異種に恋をした竜がいた」
黒竜「それが、青竜の父親だ」
黒竜「彼は使節の一人だった。その折に目を付けた麓の国の王族の娘に惚れ込んだのだ」
681:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/04(木) 00:27:32.90 ID:i2IVTR040
どうにも一回一回の更新数が増やせないので、
試しに書きため方式に変えてみました。
するとどうだ! 書いただけで満足して更新し忘れそうになってたじゃないか!
682:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/04(木) 00:30:04.22 ID:aM6jF33i0
乙
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