過去ログ - 紬「風になびく髪」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/01(日) 13:12:55.17 ID:BZrOIZkM0
長くて綺麗な黒髪が、ふわりと踊る。
それだけなのに、どうしようもなく心が騒ぐのはなぜなんだろう。

「どうしたんだ、ムギ?」

きょとんとした顔で見つめられる。
赤くなっているであろう顔を見られないように、
自分の髪をそっと直しながら、言った。


「…なんでもない」

ねえ、澪ちゃん。
どうして貴女はそんなに可愛いの?


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/01(日) 13:17:48.48 ID:BZrOIZkM0
ある風が強い日の放課後。
なぜか私と澪ちゃんは二人っきりで音楽室にいた。

「…りっちゃんも唯ちゃんも、来ないわねぇ」

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/05/01(日) 13:28:39.62 ID:/W1X4IF1o
澪紬C


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/01(日) 13:32:09.19 ID:BZrOIZkM0
「お茶にする?」

そっと、気づかれないくらいにさりげなく、横顔を見ながら言ってみる。
澪ちゃんはふっと微笑んで、こくりと頷いてくれた。

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/01(日) 13:42:32.73 ID:BZrOIZkM0
「はい、どうぞ」

湯気の立つ、淹れたての紅茶を差し出す。
澪ちゃんはこの紅茶が一番好きなんだよね?

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/01(日) 13:53:37.96 ID:BZrOIZkM0
風が強いのに開けっ放しにしてある窓から、風が吹く。
紅茶の甘い香りと、微かな緑の匂い。
穏やかでとてもとても幸せな時間に、澪ちゃんと二人っきり。

「澪ちゃんと二人っきりって、初めてだよね?」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/05/01(日) 15:11:59.78 ID:RIiL7B5AO
強風で澪の前髪がとんでいったのは、また別のお話


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