525:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/11(土) 21:03:53.22 ID:u4cCzlAjo
〜ジャム火山の麓。スコーンの荒野
杏子「あーウザかった。……しかしデカいわラクガキだらけだわで、ここの菓子には食欲もわかねーな。ママゴトのオモチャみたい」
仁美「エリィさん、指のキズは……」
526:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/11(土) 21:08:46.63 ID:u4cCzlAjo
エリィ「ちょっと?」
杏子「ちょっとだよ。あんな、魔女はな、人間に撃退できるようなモンじゃねーんだから。
襲った人間に、ンな優しく手ェ握ってもらえるとか、アリエナイんだから」
527:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/11(土) 21:12:35.49 ID:u4cCzlAjo
今日はここまで。
528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/06/11(土) 22:52:55.94 ID:iKGqAhE90
乙っちまどまど
529:BENPER[sage]
2011/06/12(日) 21:18:39.68 ID:4+zNqaE+o
続き。
もー九話終わらせちゃえ。の心意気。
530:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/12(日) 21:21:01.19 ID:4+zNqaE+o
エリィ「瓜子」
瓜子邪鬼。人形と見せかけて、実は操り糸が主体である。
クモの巣にも似た、透明な煌めく足場が張られた。そこに三人は降り立った。
531:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/12(日) 21:21:46.94 ID:4+zNqaE+o
クレヨンの線そのものの使い魔は、壁をすべり降りて、糸の足場へ集まってきた。
が、落ちる。飛んできたボールに怯んでバランスを崩し、仲間を掴んでなだれのように落ちる。頭が悪いのだろうか。
それでも寄ってくる敵は、エリィが糸をひねり、人形で蹴り、落としていった。
532:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/12(日) 21:22:58.65 ID:4+zNqaE+o
使い魔は自らを弾とすら、し始めた。
特攻精神と言うよりは、幼児がやたらに体当たりを仕掛けてくるそれ。
仁美「……きゃああっ!」
533:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/12(日) 21:25:01.77 ID:4+zNqaE+o
仁美「はああああああっ!」
最後のキックは、拳を固めて。
『ALBERTINEを探せ!』と書かれた天蓋へ、正拳を繰り出す──!
534:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/12(日) 21:25:39.19 ID:4+zNqaE+o
杏子「手ェ出すなら、出すで、ちゃんとしろよな」
耳はとっくに麻痺している。ここに来て鼻もいかれた。口を開くだけで舌が痺れ、臭気は視界さえくらませる。
だが、危機感はない。
あれだけ跳ねていたボールが、一つもない。使い魔もいない。
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