812: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:05:42.67 ID:sOac1hnbo
その後も電話先から、そして一方通行の周囲から豪雨のような質問攻めが飛んできたが
一方通行は返す刀でそれを全て『反射』して誤魔化しきる。いや、多分誤魔化しきれてない。
813: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:07:08.09 ID:sOac1hnbo
好き勝手言いやがって、と一方通行は毒づくもどこか嬉しそうだった。
交流の輪を作るということは、こういうことなのかと理解した。こうして大勢の人間から
暖かく見守れる経験など、まさか自分の人生においてそんな事になるとは思わなかった。
814: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:08:00.01 ID:sOac1hnbo
返ってきたのは沈黙だった。それもそうだ、いきなりメッセージを送ってやると言われても
一方通行本人以外には何のことやらさっぱりだ。
だがオルソラは漠然と一方通行が行おうとしていることを理解し、
815: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:09:11.54 ID:sOac1hnbo
この現象は彼が引き起こしているものだった。一方通行は沈んだ足場に立ったまま
ゆっくりと体勢を変え、大量の翼の装飾が施された白い槍を構える。
816: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:10:15.43 ID:sOac1hnbo
「もォすぐこいつを投擲する。 余波に備えてオマエらは少し離れてろ」
817: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:14:02.87 ID:sOac1hnbo
『カウントを開始します。 六六、六五、六四、六三・・・・・・・・・・・・』
『一分後に投擲開始です。 再度確認しますが準備はよろしいですか?
818: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:15:23.92 ID:sOac1hnbo
『天使同盟』の全ての想いが込められた聖槍の投擲まで残り一分を切った。
妹達から今なお送られる『星の欠片』の位置座標を移動速度を考慮した演算処理に乱れはない。
819: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:16:50.92 ID:sOac1hnbo
『・・・・・・。 もし機会があれば、一度真剣にミサカ達とお話する場を設けて欲しいです、
とミサカは懇願します』
820: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:17:39.60 ID:sOac1hnbo
何の礼だ、と一方通行は苦笑した。
礼を言いたいのは、頭を下げなきゃならないのは間違いなく自分の方だというのに。
821: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:18:34.97 ID:sOac1hnbo
822: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/08(水) 22:22:34.40 ID:sOac1hnbo
ここまでです。
やっぱオルソラが出てくるとギャグっぽい雰囲気になりがちですなぁ。
何だか少し懐かしくも思えました。
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