973: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/29(金) 01:21:36.52 ID:kQbivQgpo
・・・
オルソラ=アクィナスに引っ張られて街中を歩いて居た時に感じた視線の正体。
それが一方通行の目の前に居る3人だった。
警戒はしていたものの、魔術師の尾行とは思えない程気配が駄々漏れだったので、
実際に手を出して来るような事があればそれなりの対応を取るつもりだったのだが。
「……こいつらが、あの『桐条』に橋渡し出来るってのかァ?」
正直頼りないンですけど。と言わんばかりの疑惑的な目を3人に向けた。
「ゆかりさん、風香さん、私たちの実力を示す為の示威行為の許可を」
一方通行の挑発的な視線に青筋を立て(実際には立たないけど、精神的に)指ポキ(鳴っていないけど、精神的に)をするアイギス。
アイギスの指から銃弾を飛ばすと言う装備を知っている岳羽と山岸は、
「「止めて!」」
本気でアイギスを止めにかかるのだが。
「……あァ?返り討ちにしてやンよ」
アイギスの言葉に反応したのか、
一方通行は人差し指をチョイチョイとさせ挑発を重ねる。
「「煽らないで!」」
アイギスの実力を知らないからそんな挑発が出来るんだよ!
と岳羽は自身の頭の中で捲し立てながら、2人は一方通行を諌めた。
一方でそんな4人の掛け合いを、オルソラと眞宵堂の女店主は微笑ましそうなものを見るかのような目で、大人な会話を交わす。
「ふふ、面白い方達でございますね」
「まあ、あいつも私みたいな年増と話すよりああいう若いのと話してた方が楽しいだろうさ」
「あら、貴方様もまだまだお若いでございますよ?」
「止めて頂戴な、むず痒いって」
「ところで、『シャドウ』とは?」
「……最初に、あいつに聞くって言ってなかったか?」
「はあ。そうでございましたか、わざわざありがとうございます」
「あ、ああ……」
オルソラ節について行けない女店主。
しかし、そんなことより『シャドウ』だ。
オルソラの口からその単語が飛び出した時、岳羽たちは表情を変えた。
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