813: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:02:46.08 ID:Wm3YHSc8o
「君達に降伏するか、君達と戦うか。 そして"君達の事など構わず、私が私の目的を成すか"。
そうだろう? わざわざ捕まる気もないし、戦うつもりもない」
814: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:03:35.98 ID:Wm3YHSc8o
「だぁーって、あんな可愛い子の貞操がピンチだなんて聞いたら私、我慢出来ないわよ」
「第三の私見ですが、これ以上雰囲気をぶち壊しにするような事を言わないでください」
815: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:04:45.55 ID:Wm3YHSc8o
一気に空気が変わった。びりびりと、空気そのものが緊張と恐怖で震えるように。
レイヴィニアも神裂も、さっきまでくだらない内容で口論していたサーシャとワシリーサも、
後続に控える大勢の魔術師も、完全に戦闘モードに移行し矢のように鋭い視線をクイトに向ける。
816: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:07:11.28 ID:Wm3YHSc8o
――――――――――――――――――――――
817: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:08:35.56 ID:Wm3YHSc8o
きぃ……、と監獄施設の扉が開放される音がホラー映画のワンシーンを想起させる。
818: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:09:50.62 ID:Wm3YHSc8o
だから今回もクランスは突然襲撃してきた謎の魔術師が、"なぜか自分のすぐ真後ろにいる状況であっても"、
平静を保ち決して弱みを見せてはならないのだが、
819: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:10:59.11 ID:Wm3YHSc8o
「ここに至るまでに、膨大な数の術式が貴様を待ち構えていたはずだが」
「あったかなそんなもの。 まぁ、その程度の術式だったというわけだ」
820: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:12:03.63 ID:Wm3YHSc8o
それ以上勿体ぶるような物言いはせず、クイトは目的の物の詳細をクランスに話した。
クイトの話を聞いている内にクランスの顔がみるみる青ざめていく。
一通りクイトの話を聞いたクランスは今にも倒れそうになっていた。
821: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:14:16.55 ID:Wm3YHSc8o
「……負けたのだろうな私は。 クイト、"いや"、」
822: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/07/03(日) 18:18:42.41 ID:Wm3YHSc8o
ここまでです。ちょっとだけ多めの投下量でした。
なんだか穏やかじゃない雰囲気になってしまいましたが、
特にシリアスパートというわけでもないですよ。
ただ、レイヴィニアファンにぶん殴られてもおかしくないですが……。
823:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県)[sage]
2011/07/03(日) 18:20:22.89 ID:xNF4iw8xo
>>垣根「ねえねえ」グイグイ
何事かと思った
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