過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.11
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924: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:42:22.31 ID:hMM60VVZo

誰もいない公園のベンチで独り、俺は沈み行く夕陽に我が身を重ねて眺めていた。
これから一体どうしたらいいもんかね。
家に帰れば桐乃がいるし、かといって公園でこのまま夜を明かすわけにもいかねえだろ。
夏ならまだしも、十一月も中旬となれば下手すりゃ凍え死んじまうもんな。
以下略



925: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:42:57.35 ID:hMM60VVZo

どうして桐乃が激怒したかと言えば、こういうことなんだ。
俺がブリジットを脱衣所へ連れて行って、鼻歌まじりにブラウスとスカートを脱がしてやったんだ。
日本人の子供と比べれば、ブリジットは十歳にしては確かに発育は良かったさ。
しかし、やっぱり子供は子供なんだな。
以下略



926: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:43:28.97 ID:hMM60VVZo

「あ……あの……マネージャー……おにいさん」

「ん? なんだ、ブリジットちゃんじゃねえか。
 そっか、桐乃が俺に帰って来てもいいって言ってるのか?」
以下略



927: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:44:11.64 ID:hMM60VVZo

ブリジットはこういう施設が初めてだったのか、俺の手を握ったままかなり戸惑っていた。
夜はめっぽう冷え込むし、家からも歩いて来られるここの健康ランドはかなりの賑わいだ。
何はともあれ、先ずは券売機で入浴券を買わなくちゃいけねえ。

以下略



928: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:44:53.08 ID:hMM60VVZo

「お兄さん、今何かおっしゃったようですけど、わたしの空耳でしょうか?」

「なんでもありません」

以下略



929: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:45:41.81 ID:hMM60VVZo

「すまねえな、あやせ。冗談だから、気ぃ悪くしたらごめんな」

俺は受付で入浴券と下駄箱の鍵を渡し、係りの人に言ってタオルを購入した。

以下略



930: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:46:26.88 ID:hMM60VVZo

この健康ランドには大浴場やサウナの他にも、貸切にできる家族風呂が幾つかあって、
中から鍵さえ閉めてしまえば他の客に邪魔されることもない。
それこそ、その名のとおり家族水入らずで風呂が楽しめるってわけだ。

以下略



931: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:47:16.49 ID:hMM60VVZo

あやせは、湯浴み着の裾が思ったよりも短いのをしきりと気にしているようだった。
俺から見ればいつもあやせが着ている制服のミニスカートと変わりがないように思うが、
さっきからひっきりなしに裾を引っ張っている。

以下略



932: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:48:02.47 ID:hMM60VVZo

俺が腰にタオルを巻いて風呂場へ入ると、二人は仲良く並んで身体を洗っていた。
どこかでこんな光景を見た憶えがあるなと思いながら、俺はブリジットの隣りに腰を掛けた。
家の風呂と違って、こういった所は独特の匂いがあって新鮮な気分だ。
ブリジットも場に慣れたのか楽しそうに身体を洗っていたんだが、ふとその手を止めてしまった。
以下略



933: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/11/13(日) 06:48:44.33 ID:hMM60VVZo

ブリジットの背中を洗ってから、俺がシャワーで洗い流してやっていると、

「お、お兄さん……ブリジットちゃんの次は、わ、わたしの背中もお願いします」

以下略



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