15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2011/06/19(日) 18:24:39.77 ID:3t8PjP0Y0
「い、意味が分からん・・・なんでこんなにややこしいんだ・・・」
現在は放課後、教室で俺の隣にいる一夏は授業の難しさについて嘆いていた。
「まぁ俺も似たようなもんだよ。専門用語のオンパレード、しかも周りのやつはみんな分かってるみたいだから授業はスラスラ進んじまうし」
そして周りの状況も状況である。
周りの女生徒たちはこちらをチラチラ見たりコソコソと話し合ったりしている。自意識過剰かもしれないがおそらく俺たち二人についてだろう。
昼休みに学食に行ったときなんて特にやばかった。
俺と一夏で連れ立って行ったので話しかけてくる女生徒はいなかったものの、ゾロゾロと全員後ろをついてくるのだ。
学食でもモーゼの海割り状態で、俺らは学校に迷い込んだ犬状態だった。
あの近づいていっていいのか、いけないのかわからない微妙な均衡状態。自然に出来るエアースポット。
つーかみんなひそひそ話し合ってるけど、仲いいよね。初日から友達がいっぱいいて羨ましいよ。俺らに対する目線はやっぱり学校に迷い込んだ犬か珍獣あたりだ。
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