551:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:04:17.49 ID:cPAEiyamo
 ―Side:剣崎― 
  
 剣崎の腰にジョーカーラウザーが浮かび上がった。 
  
 カードケースから一枚のカードを取り出す。 
552:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:04:52.64 ID:cPAEiyamo
 「此処にこれを嵌めてっと」 
  
 オールオーバーの窪みにジョーカーラウザーをはめ込む。 
 そして、三枚のカードをそこにラウズする。 
  
553:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:05:21.63 ID:cPAEiyamo
 剣崎が魔女を見上げる。 
  
 その姿は金色を基調とする三つの角を持つ魔女。 
 右腕には剣、左腕には盾が握られている。 
  
554:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:05:48.51 ID:cPAEiyamo
 魔女を倒した後、剣崎一真は悩んでいた。 
  
 (戻れるのか、これ) 
  
 勢いで変身したものの、人間の姿に戻れるかが心配であった。 
555:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:06:19.50 ID:cPAEiyamo
 ―ポレポレ― 
  
 「あの人が剣崎君かぁ」 
  
 五代はポレポレで橘と睦月から聞いた話を思い出していた。 
556:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:06:51.51 ID:cPAEiyamo
 「あの時の事、ちゃんと覚えてくれてたんだなあ」 
  
 ワルプルギスの夜との戦いでジョーカーに変身する前の剣崎の顔を見たときは本当に驚いた。 
  
 しかも、剣崎もこちらのことを覚えていた。 
557:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:07:21.32 ID:cPAEiyamo
 「ありがとうございました〜」 
  
 ドアへ向かっていく女性に店に来てくれたことの礼を言う。 
  
 迷いのない歩み。 
558:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:07:50.67 ID:cPAEiyamo
 「でも俺もう戦えないしなあ」 
  
 そう。 
  
 五代雄介はもう戦えない。 
559:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:08:29.42 ID:cPAEiyamo
 「これが一ヶ月前、俺達が戦った魔女『ワルプルギスの夜』についてのデータだ」 
  
 そう言ってスクリーンに資料を移す。 
  
 「今回は倒すことが出来た。が、これ以外にも数多くの魔女が存在する」 
560:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/21(水) 21:08:59.49 ID:cPAEiyamo
 「おい、そろそろでないと間に合わねえぞ」 
  
 杏子が名護に言った。 
  
 「分かってる」 
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