過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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687: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/05/24(木) 22:13:28.06 ID:Ee9ZYm790
焼け跡、というには少し綺麗に残った建物

恐らくは木造ではなく、鉄筋だったのだろう

ドロリと形の変わった壁を見るのは、少し気味が悪い

さだのり「…死体は見つからない、ということは…奴らは避難した?どこへ?」

爆撃に気が付いてすぐに逃げたのだろうか

つまり、敵は巨大な爆弾を一発だけ使ったのではなく、何度も、小さな爆弾を使ったということになる

さだのり(…なるほど、どこかに逃げられる場所があるのか…)

マンホール、蓋が溶けている

家の中、既に吹き抜けになっている

湖などはない

さだのり(…!!)

目の前から、銃弾が飛んでくる

剣を抜き、それを両断する

夏美「!!」

さだのり「夏美、俺の傍を離れるな」

強く夏美を抱きしめ、さだのりが目を凝らす

見つけた、遥か先に銃を構えた兵士がいる

恐らくは生き残りを殺すための兵士なのだろう

さだのり(…はん、あの人数で俺に刃向うなんてのはいい度胸だ)

本来ならすぐさま切りかかりに行くところだ、だが今は夏美がいる

さだのり「…夏美、走れるか」

夏美「う、うん」

さだのりに手を引かれるまま、夏美は走る

動く標的を狙撃するのは難しい、弾幕を張れるのならまだしも、敵もそうそう大人数ではなかった

さだのり(いけるか?)




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