過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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755: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/14(木) 16:30:13.75 ID:ZAaORdEs0

舞子が走る、夏美の手を引き物陰へと向かう


「…阿修羅、お前は俺を何秒止められる?その剣を使い、その憎しみをもって、俺を」
以下略



756: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/17(日) 17:27:28.53 ID:3awRUQPb0
阿修羅「ぐっ…」

だが、だからと言って怯むわけにはいかなかった

阿修羅(ここで俺が倒れたら…誰が…!!)
以下略



757: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/17(日) 17:33:19.02 ID:3awRUQPb0
男の視線は、庄太郎の方へと向かっていた

その一瞬の隙を、阿修羅は見逃さなかった

視界はもう真っ赤に染まっている、瞼からも出血しているようだ
以下略



758: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/17(日) 17:38:57.19 ID:3awRUQPb0

さだのり「…」

邪火流「…」

以下略



759: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 16:38:41.94 ID:ppKeAdpk0

さだのり「…!!おい、本拠地の方にまで火の手が上がってやがる!!」

邪火流「くそ、派手にやったみたいだな!!」

以下略



760: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 18:18:15.64 ID:ppKeAdpk0

時間が止まる、と言うのは本当にあることなのだろう

例えば、大切に洗っていた食器を、手を滑らせて地面に落としてしまった時

以下略



761: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 18:36:20.82 ID:ppKeAdpk0
阿修羅「…この状況で、衛生兵が落ち着いて治療なんて出来る訳がねぇ…!!」

阿修羅は剣を構え、舞子から目を逸らす

庄太郎「!!お前、舞子さんを見捨てるつもりか!」
以下略



762: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 18:42:14.16 ID:ppKeAdpk0
「はっはぁ!!!いいねぇ、そーやって自分の大切な仲間、家族、友人、兄弟、!!そういうのを失っていく瞬間の顔ってのは、実に美しい!!額縁に入れて、どこかの美術館に飾ってやりたいねぇ!!題名は涙、ってのでどうだぁ!?」

阿修羅「…よく喋る男だな」

「いい気分だからなぁ、こういう時は話したくなるんだよ」
以下略



763: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 18:49:29.12 ID:ppKeAdpk0
「ほほーう、ってことは、上にいた俺の部下達をのして、その上ここまでのヤツらもぶっ倒した、と、そいつはすげぇなぁ」

拍手を送る男は、慌てている邪火流を嘲笑っているようだ

「…でもなぁ、医務室の占拠は無事完了しててなぁ、そこに行くまでにどうせそこの女は死ぬ」
以下略



764: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/18(月) 21:01:30.72 ID:ppKeAdpk0

舞子「…どうして…?」

舞子を背中に背負ったさだのり、彼は何も語らない、彼はいつだってそうだ

以下略



765: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/06/19(火) 20:35:20.73 ID:szNbNZS80
さだのり「…それに」

地面を蹴れば、そこに転がった瓦礫や人の体の一部の感触が伝わってくる

その感触に、顔をしかめることさえしない
以下略



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