過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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805: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 15:16:35.23 ID:2Pe3/QIB0

「…どんどん…被害がひどくなっていますね」

戦車から降り、既に何分も歩いている

以下略



806: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 17:10:19.13 ID:2Pe3/QIB0
さだのり「…女の子だ」

「!!」

母親なのだろう、腕の中に小さな女の子を抱えている
以下略



807: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 17:17:05.81 ID:2Pe3/QIB0
「さだのりさん…我々は、まだ偵察をしなければなりませんが」

さだのり「…この子を連れて回ればいいさ、ここに置いていけるわけがない」

「…ですが、危険です」
以下略



808: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 17:22:26.63 ID:2Pe3/QIB0
戦車の重低音に、雫は面食らった表情をする

さだのり「…国境地域には、今は行けない…あの男との決着をつけるのは、今じゃない」

「…し、しかし…ここから先に偵察に行くということは、かなり国境地域に近づきます…道も悪い、ほとんど岩場ですよ」
以下略



809: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 17:28:34.72 ID:2Pe3/QIB0
「がはっ!!」

胸をハンドルに打ち付けた兵士が、急いで外へと這い出る

それに続いて、さだのりも雫を抱きかかえて外へと
以下略



810: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 17:34:27.63 ID:2Pe3/QIB0

「…お前、この国の人間だな」

さだのりに銃を突きつけたのは、一人の敵兵だ

以下略



811: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 17:41:06.00 ID:2Pe3/QIB0
とん、とその部隊の隊長らしき人間が何かを押した

それは、後ろに立っていた部下の一人だ

さだのり「なっ…!?」
以下略



812: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 19:41:00.42 ID:2Pe3/QIB0

さだのり(…今のは…)

凄まじい閃光の中で、さだのりは必死に考えた

以下略



813: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 19:47:13.11 ID:2Pe3/QIB0
「ははは、素晴らしい、素晴らしいなぁ全く」

さだのり「…まるで焦った様子じゃないな…」

金属片を肩と脚から抜き去る、あまり血が出ていないということは、それらの勢いも殺していたのだろう
以下略



814: ◆G2uuPnv9Q.[sage saga]
2012/07/09(月) 19:54:32.94 ID:2Pe3/QIB0

「こちら分隊長、どうかしましたか」

『いやぁ、お前達の分隊がまだ国境にたどり着いてないからさぁ、亀にでもなったつもりかって言いたかっただけだけど』

以下略



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