21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/07/19(火) 11:54:30.11 ID:voLLPpMAO
天野教師の教鞭という名の折檻の影響で、唐木と鋼介は真面な状態で午前の授業を受けられなかった。
執拗にヒールで蹴られた太股は赤く腫れ上がり、頭頂部には控え目に瘤が出来ている。
「あの糞ったれ娼婦め……。卒業したら絶対お礼参りに行ってやる……」
「お前はそれよりも進級出来るように頑張れよ」
場所は変わって永和学園第一フードコート。
全部で三ヶ所あるフードコートの中で此所は五百席の規模を誇る最大級の飲食施設であり、和、洋、中、その他諸々のあらゆる料理が提供されている。
「ふんっ、金が無けりゃ文房具も買えん。でも成績が悪い生徒にはバイトの許可が降りない。この堂々巡りの中でどうやって成績伸ばすんだよ」
「文房具及び学業に必要不可欠なものは申請書を出せば無料支給される。生徒手帳にも書いてあんぞ?」
「僕は支給品のぼろっちいペンよりも文具店の一本五百円のペンが良いんだよ」
鋼介は一杯百円の掛け蕎麦をずるずると音を立てて啜る。
一方唐木は分厚くカットされたサーロインステーキを優雅に口に運び、楽しむように咀嚼していた。
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