過去ログ - 唯「あずにゃんが横浜のドラフト1位!?」憂「クライマックス!」
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117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/07/22(金) 21:26:31.55 ID:4HHQZeHE0
熱烈歓迎さわ者wwwwww


118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/23(土) 22:22:01.57 ID:VF8gd5KX0
宣言から三日も立ってしまいました。
まず『いちごアフター』から書いていきます。

いちごは好きなモブキャラなので、今までのテンションとは違った感じで書いてみようかと思います。
ノリを変えるのもどうかと思ったんですが、たかがSS。ご容赦ください。


119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/23(土) 22:28:48.39 ID:VF8gd5KX0
若王子いちごはベンチに腰掛けていた。
冷たい秋風が吹きこむダグアウトの中から、彼女の所属する楽天イーグルスの敗戦模様を眺めていたのである。
彼女はスターティングメンバーに名を連ねていたが、七回にレフトの守備を替えられた。
それまでは、2打数1安打1四球。決して悪い成績ではなかった。

以下略



120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/23(土) 22:44:13.25 ID:VF8gd5KX0
「ふぅ…」

ロッカールームで、髪をほどきながら一息ついた。

いけない。
以下略



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/23(土) 22:58:45.89 ID:VF8gd5KX0
こういう報道が、ここ二三日でやたらと増えた。
それにつられてか、試合中のヤジもそれに関するものも多くなった。
どんなに歓声が大きくても、そういう声は不思議と耳に突き刺さる。
それが辛いと感じたことは無い。
ただ、なんとなく寂しかった。
以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/23(土) 23:16:21.24 ID:VF8gd5KX0
夜の公園は樹木が熱を吸うようで、しんと冷たく静まりかえっている。
虫の声はそこかしこで聞こえるのだが、不思議なことに虫の鳴き声は静寂を引き立たせる。
落ち葉を食べた黒い土の匂いがほのかに薫る。

そんな夜の真ん中で、唯一自分の体がかっかと火照り、
以下略



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/25(月) 23:34:55.28 ID:y+gjM0Qu0
「どうしてこんな公園に?」

「え…いや、色々あって、さ。それで良い公園があるなって」

澪は少し眉を八の字に傾けて、右手に提げていた大きめなグラニーバッグを胸に抱えた。
以下略



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/26(火) 00:23:34.39 ID:3jt9zNrk0
その後も、二人は話し続けた。
さやかに光る星空も、首筋を撫でる秋風も、それに揺れる草のさざめきも、まるで意図して二人に落ち着いて話せる場所を作ってくれているようだった。

「今日の試合はやられたなぁ」

以下略



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/26(火) 02:19:05.29 ID:3jt9zNrk0

「ふう…もうこのへんにしとこうよ」

いちごはグローブを外し、汗ばんだ左手をタオルで拭きながら言った。
澪も同意したようだったので、外したグローブを元の木の影に戻す。
以下略



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/26(火) 02:48:08.82 ID:3jt9zNrk0
次の日の夜。
いちごは今夜もあの公園で走っていた。

もう澪のチームはこの土地を離れている。
それなのに、今日も誰かがひょいと現れて、他愛のないおしゃべりが出来るのではないか、という甘い期待が心のどこかにある。
以下略



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