過去ログ - フレンダ「し、死にたくない……」QB「それが君の願いだね?」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/21(木) 18:25:19.43 ID:NZtCeqDco
 フレンダは逃げ疲れていた。

 壁に背を持たれて座り込み、息を荒く吐き出しているだけ。もう何もできなかった。

 足はもう動かない。逃げて逃げて、逃げ続けて、もう心臓も足も、壊れそうなくらい疲労している。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/07/21(木) 18:25:21.36 ID:wBL1AzxAO
>>5
アホが集まって出来たのがVIPなわけで……


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/21(木) 18:25:30.01 ID:NZtCeqDco
「酷いなあ、これでも愛らしい姿をしていると自負しているんだけど」

 それは白かった。真っ赤な目をした、ウサギのような、猫のような、少なくとも、フレンダの見たことのない生物であることは確かだった。

フレンダ「誰……?」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/07/21(木) 18:26:04.32 ID:iRA8M+WHo
>>8
そのアホの中でも飛び抜けたアホがやらかしたって事だよ言わせんな恥ずかしい


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/21(木) 18:26:38.05 ID:NZtCeqDco
フレンダ「し、死にたくない……」

 反射的に、声が出る。

QB「それが君の願いだね?」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/21(木) 18:27:25.98 ID:NZtCeqDco
フレンダ「きゅ、キュゥべえ!?」

 キュゥべえと名乗る最後の希望がその激しすぎる光に飲み込まれたという事実を遅れて認識し、遅れて慌てる。

 だが、どこを見渡しても、キュゥべえの姿はない。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/21(木) 18:28:01.96 ID:NZtCeqDco
「あーん? なんだなんだ、フレンダったら濡れ濡れじゃない。それじゃ決定ね。
 そのビッチな下半身に『原子崩し』をプレゼントだ」

 悪魔が手をかざす。意思一つで軍隊に匹敵する力を持った手をかざす。

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/21(木) 18:28:31.53 ID:TSAxBQF4o
「すまん。SS速報は好きじゃないんだ」

それが>>1の出した選択であった。
別に本気でSS速報が嫌いなわけではない。だが彼は不安だったのだ。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/21(木) 18:28:42.33 ID:NZtCeqDco
――
フレンダ「……あれ?」

 フレンダが目を覚ますと、そこは天井があった。つまり、屋内だった。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/21(木) 18:29:08.71 ID:NZtCeqDco
 それは、医者だった。初老の男性で、白衣を着てるのだから、やはり医者だろう。

フレンダ「ゲコ太……」

 思わず口走ってしまうくらいの、強烈な印象は、それだった。カエルのような顔をした医者だった。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/21(木) 18:29:47.40 ID:NZtCeqDco
フレンダ「生きてる……んだよね」

 右手を見つめて、握って、開いて、握って。

 結局、検査が終わった後、フレンダは退院した。今はとりあえず昼食を取ろうと、ファーストフード店に来ていたところだ。
以下略



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