127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:38:48.49 ID:PNdIIEYCo
ああ……そうか…………全部、私が理由だったんだ……。
…私が……あの河川敷で…あんな泣き言を言わなければ……りっちゃんは…こんな事…考えもしないで……。
128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:39:34.48 ID:PNdIIEYCo
律「けれど、結局失敗はするし…それどころか、大勢の人に迷惑かけて…アタシったらホント…何やってんだろ…」
客「そんな…ふざけた理由で…誘拐なぞと…!」
129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:40:20.33 ID:PNdIIEYCo
斎藤「まぁまぁ…皆様落ち着き下さい…そのような汚らしい言葉、紳士淑女である貴女方には似合いませぬぞ?」
相も変わらず無神経な事をのたまう外野に喰ってかかりそうになった時、斎藤の手が私を肩を押さえ、そして優しい口調で彼等を宥める。
130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:40:47.64 ID:PNdIIEYCo
律「……でも……」
律「でも、連れ出そうとして…私は正解だと思いました」
紬父「それは…一体どういう意味で…」
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:41:31.31 ID:PNdIIEYCo
紬父「そ…それは……」
唯「私、今日初めてムギちゃんを見たんだけど……いつものムギちゃんじゃないんだ…。 確かに、今日のムギちゃんはすっごく綺麗なドレスを着て…見た事もないぐらいキラキラした宝石を付けてて…いつもの何倍も綺麗だと思います…」
唯「でも…今日のムギちゃん…全然楽しそうに見えないんだ…」
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:42:16.02 ID:PNdIIEYCo
そして、開き直ったかのような口調で3人は言葉を紡ぐ…
律「そうだなぁ…この中に、本当にムギの事を考えてきた人…どのくらいいるんだろうな?」
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:42:51.14 ID:PNdIIEYCo
―――それはもはや、謝罪とはかけ離れたものになっていた…。
そこにいたのはいつもの彼女達…。
私の大好きな…すごく…すごく……頼れる仲間…。
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:43:41.85 ID:PNdIIEYCo
客「社長! もうあんな小娘さっさとつまみ出しましょう! ホラSP何やってんだ! そこの小汚い娘共を追い出せよ!!!」
紬父「……………」
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:44:33.49 ID:PNdIIEYCo
涙も吹っ切れた私は来賓の前に立ち、今までに私が抱えていた…全ての想いを打ち明ける……!
紬「皆さん、そこまでにしてください…これ以上、私の友人を侮辱するのは誰であろうと許しません」
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:45:30.93 ID:PNdIIEYCo
―――――――
紬父「……そうか…………」
紬母「あなた…私は……」
137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:46:36.13 ID:PNdIIEYCo
紬母「あなたったら……」
母が父に歩み寄り…父の腫れた頬に手を差し出して…
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