過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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629:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:28:21.46 ID:ae63cLlCo

仁美「……」

恭介(……あれ?)

以下略



630:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:28:48.61 ID:ae63cLlCo

 言われて、恭介は自分の気持ちを確かめるように目を瞑って考える。
 仁美と付き合ってどうこうするわけでもないが、付き合えるのであらばそれを断る理由は無いように思えた。
 別にそれで大した弊害が出るわけでも……ああいや、さやかに伝えておくべきだったか。彼女のことだし、

以下略



631:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:29:31.64 ID:ae63cLlCo

――志筑仁美は、どこにでもいる平凡な少女である。

 確かに家柄は恵まれている方だが、そもそも目まぐるしい発展を遂げる見滝原市は基本的に富裕層の住む街だ。

以下略



632:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:30:36.68 ID:ae63cLlCo

 そんな彼女に転機が訪れたのは、今から一年近く前のことになる。
 彼女は今でもその日のことを覚えているし、目を瞑ればその時の情景が鮮明に蘇ることだろう。
 意識を集中させればその時にあった会話はもちろん、周囲の人の声すら思い出せる。

以下略



633:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:31:19.00 ID:ae63cLlCo

『ねぇ、あんた……じゃないや、あなたはどう思う? この学校のセンスとか色々さ』

 いきなり二人の内の一人、青い髪の、活発そうな少女――美樹さやかに声をかけられた。

以下略



634:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:32:08.54 ID:ae63cLlCo

 そんなある日、さやかは人懐っこい笑みを浮かべてこう言うのだ。

『ねねっ! あたしの幼馴染がヴァイオリンの演奏会やるんだけどさ、仁美も聴きに行かない?』

以下略



635:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:33:03.37 ID:ae63cLlCo

 本心を隠したまま、悶々と日々を送る内に恭介が事故に遭った。
 彼を献身的に支えるさやかの姿を見た。自分の立ち入る余地など一片もないと彼女は改めて気付いた。

 その彼女が己の意見を180度変えて、自身の思いを打ち明ける決心をしたのはほんの数日前のことだ。
以下略



636:佐天「いま あなたの目には 何が 見えてますか?」[saga]
2011/08/17(水) 01:34:30.91 ID:ae63cLlCo

 そして、今日。
 さやかよりも恭介を選んだ仁美は、恭介からイエスという返事を受け取った。
 彼女は喜んだ。嬉しかった。今にも踊りそうなほどに、晴れやかな気持ちだった。

以下略



637:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:35:14.39 ID:ae63cLlCo

仁美「文字通り道化ですね……」

恭介「へ?」

以下略



638:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:36:54.09 ID:ae63cLlCo

 彼女らの制止の声を振り切って、さやかは喫茶店を抜け出してしまう。
 仁美がさやかを追いかけようと立ち上がるが、

仁美(いいえ、私が声をおかけしたところでさやかさんの耳には……なら!)
以下略



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