過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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(神奈川県)
[saga]
2011/08/17(水) 01:32:08.54 ID:ae63cLlCo
そんなある日、さやかは人懐っこい笑みを浮かべてこう言うのだ。
『ねねっ! あたしの幼馴染がヴァイオリンの演奏会やるんだけどさ、仁美も聴きに行かない?』
……さやかは、仁美にとってかけがえのない親友だ。それだけは自信を持って言えるだろう。
だからこそ、この誘いを受け入れたことを彼女は今でも後悔する時がある。
『やっぱ恭介は才能あるよ! 弾く度に上手になってるもん!』
『はは、分かったから肩に手を回さないでくれるかな。ちょっと苦しいから……あれ、その子は?』
『ん? あそっか、恭介は違うクラスだもんね。ほら、前に言ってたあたしの大親友! 志筑仁美っていってね……仁美?』
『えぇ……え、えっ?』
『ああ、君がさやかの言ってた可愛い子か。よろしくね? 志筑さん』
『えっ、あっ、は、はい!?』
その日、志筑仁美は恋をした。いわゆる、一目惚れというヤツであった。
理由はよく分かっていない。
上条恭介のルックスに惹かれたのか、それとも彼のヴァイオリンの腕に惚れたのか。
あるいはさやかと仲良くしている姿に心打たれたのか。
それとも平然と右手を差し出してくれたことに心奪われたのか。
だが、分かることが一つだけある。
この想いを打ち明ける日は、絶対来ないだろうという確信めいた何かだ。
それは彼女の処世術であり悪癖でもある“諦め癖”だった。
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