過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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340:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/09/06(火) 03:33:30.38 ID:iNh2rC4q0
ズザ!と靴が地面に擦れる音。オッレルスは光線を紙一重で避け後ろへ周りこんでいた。
オティヌスは咄嗟に尻尾を振るう。

オッレルス(待っていたよ!)

後ろからの攻撃に対して、もし何らかの防御策があれば
わざわざ振り向かずに、誰だってそれで防御するだろう。
そして分かっている攻撃なら、いくら速くても対応できる。
オッレルスは尻尾を左手で掴み、右の手刀で尻尾を切り裂いた。

オティヌス「ちぃ!」

思わずオティヌスは裏拳を繰り出す。これもオッレルスの予想通り。
後ろの敵へ即座に反撃すると言ったら、裏拳か後ろ蹴りくらいだ。
しかし後ろ蹴りは、かなりのバランス感覚を求められる上、外せば隙が生じる。
だから大抵は裏拳の場合が多い。
今のオティヌスなら翼もあるが、真後ろと言うのは、風で攻撃するにしても
翼を叩きつけるにしても角度的に難しい。性格上、翼で防御に転じると言う可能性も低かった。

よってオッレルスは、思い切りしゃがみ、裏拳をかわした。
右か左から来るかは分からなかったが、しゃがめば関係ない。
間髪入れずにオティヌスの足を払い、転ばせる。
そこへ、シルビアが空中から剣の切っ先を下へ向けながら
仰向けになったオティヌスの顔面目がけ落下する――!

オティヌス「馬鹿が、返り討ちだ!」

口を開き、そこから光線を発射しようとして――
そこにオッレルスの『説明できない力』が叩きこまれ、吐き気と共に光線は不発に終わる。

オティヌス「くっそがあああああああああああああああああああああああああ!」

断末魔の叫びと共に、グシャア!とオティヌスの顔面は貫かれた。



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