103:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:11:15.54 ID:vvqVtp9F0
ぼんやりとした視界に映るのは自分と友人の住んでいる部屋の倍くらいの広いリビング。
目の前に置かれた真っ白なテーブルの中心はくり抜かれていて、中に小さなアンティークが入っている。
体を起こすと柔らかいタオルケットが床に音もなく落ちる。
104:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:12:10.14 ID:vvqVtp9F0
言われて思い出す。
ここは私の部屋じゃない。
105:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:13:02.57 ID:vvqVtp9F0
「何ですかその顔は」
「別に」
106:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:13:40.28 ID:vvqVtp9F0
「知ってる」
「知ってるなら起こしてくださいよ!!」
107:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:14:31.92 ID:vvqVtp9F0
用意周到だけど本末転倒。
108:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:15:44.88 ID:vvqVtp9F0
「落ち着いたか?」
109:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:16:57.47 ID:vvqVtp9F0
「え? 何ですかこれ?」
「着替え」
110:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:18:20.98 ID:vvqVtp9F0
「? ああ、俺ならもうシャワーで済ませたぞ」
狼狽する私をよそに、目の前にはきょとんとした顔。
111:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:18:57.81 ID:vvqVtp9F0
渡された服のサイズはかなり大きいが、首のボタンを留めれば大丈夫そうだ。
下着は含まれてないが(当然だ)、ショーツの替えは一つだけ持ち歩いているから問題ない。
112:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:19:43.25 ID:vvqVtp9F0
「あー、そうそう」
113:ハジメテ ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2011/10/20(木) 16:21:10.12 ID:vvqVtp9F0
279Res/223.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。