699: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:40:16.86 ID:s6seuxzCo
取り合わず、垣根はもう一度呼びかけた。
「帰せ。そのガキを……日常に」
700: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:41:49.62 ID:s6seuxzCo
ここまで手を出さずに聞いてやったなら、垣根にしてはよく我慢した方だろう。
彼の手から未元の刃が発生し、しっかりと木原の方へ向けられた。
701: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:43:21.44 ID:s6seuxzCo
「ぐえええぇっ!?」
間抜けな悲鳴を上げて、敵が倒れた。
702: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:44:17.08 ID:s6seuxzCo
その彼に、隊員の一人が語りかける。
「第一位の方は……どうします?」
703: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:45:26.32 ID:s6seuxzCo
木原の問いに、垣根は答えなかった。
垣根は自分も大概クズだと最近自覚してきているが、
だからと言ってこんな輪を掛けたようなクズ男に語って聞かせるほど、彼の今の心境は薄汚れてはいない。
704: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:47:01.31 ID:s6seuxzCo
トラウマ、罪悪感、絶対に失いたくない心の支え等々。
木原は人の心の一番弱い所を突いて隙を作る戦法を得意としている。
705: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:48:42.66 ID:s6seuxzCo
「言ってみればまあ、人工ぶりっ子って感じだな。『BABY_FACE』っつーんだけどよ」
ターゲットの嗜好を分析し、愛おしさを感じる言動を選出する。
706: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:50:34.16 ID:s6seuxzCo
下卑た笑いをぶちまけるようにして、木原は垣根をなじった。
「もしかして忘れちまったんなら思い出させてやろうか」
707: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:52:35.06 ID:s6seuxzCo
「ナ〜〜〜イスブロックぅ〜〜〜〜〜」
ぱちぱちと、不良科学者が拍手をしている。
708: ◆goBPihY4/o[saga]
2011/09/27(火) 01:53:19.93 ID:s6seuxzCo
嘘である。
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