169:1[saga]
2011/10/16(日) 11:44:59.50 ID:NT8qNy6V0
そこまで思い出して、まどかは血の気が引いた。
まずい!この状況は非常にまずい!!
この人達は確か二人組みで、もう一人がどこかに居るはず!
170:1[saga]
2011/10/16(日) 11:46:21.74 ID:NT8qNy6V0
まどかは仁美に手を差し出すが、仁美がケータイを返す様子はない。
それどころか、ケータイを操作し、電源を切った。
171:1[saga]
2011/10/16(日) 11:47:50.66 ID:NT8qNy6V0
ゆまとキリカは喋りながら、互いに目線を外さない。
まどかの目には、二人の実力は互角に映った。
いきなりピンチになるようなことは無いはずだ。
172:1[saga]
2011/10/16(日) 11:48:54.79 ID:NT8qNy6V0
*
キリカとゆまが動いたのは、同時だった。
173:1[saga]
2011/10/16(日) 11:49:56.63 ID:NT8qNy6V0
「ちぃ!」
キリカの速度低下魔法が発動した。キリカを除く、全てのものの動きが遅くなる。
174:1[saga]
2011/10/16(日) 11:50:41.63 ID:NT8qNy6V0
完璧に膝が入ったはずなのに---
キリカは、ゆまがダメージを受けていないことに、内心驚いていた。
あれだけキレイに入ったのだ。内臓がつぶれてもおかしくない。
実際には、喰らった直後に治癒魔法を掛けただけなのだが、
175:1[saga]
2011/10/16(日) 11:51:44.83 ID:NT8qNy6V0
「まどかおねえちゃん!こっちは大丈夫だから!!さっきの人達を助けてあげて!!」
「はっ!!余裕だねぇ!その余裕が何時まで持つか、見ものだね!!」
176:1[saga]
2011/10/16(日) 11:53:09.67 ID:NT8qNy6V0
「………」
キリカは黙ったまま、再度、右へ一歩踏み出そうと足を浮かせ、
---そのまま前へ踏み込んだ。
177:1[saga]
2011/10/16(日) 11:53:46.98 ID:NT8qNy6V0
「まだまだぁぁぁ!!」
キリカが止まらない。膝を何発も、何発も、何発も、ゆまの顔面に打ち込んだ。
178:1[saga]
2011/10/16(日) 11:54:34.84 ID:NT8qNy6V0
「…ふう、こんなもんかな」
ようやくキリカは蹴るのをやめた。
ゆまはぐったりとし、ピクリとも動かない。
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