360:1[saga]
2011/12/11(日) 11:02:36.76 ID:e+HHFXwS0
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「え? まどか、行かないの?」
361:1[saga]
2011/12/11(日) 11:03:42.53 ID:e+HHFXwS0
まどかからの返答が無い。
さやかには、悩み顔のまどかが容易に想像できた。
『ごめん。やっぱり行けないや』
362:1[saga]
2011/12/11(日) 11:04:39.92 ID:e+HHFXwS0
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「うぅぅ……。海、行きたかったなぁ……」
363:1[saga]
2011/12/11(日) 11:05:42.08 ID:e+HHFXwS0
まどかが街を一人で歩いていると、さまざまな人達とすれ違った。
プールで遊んだ帰りであろう親子。
山へキャンプに行った体験を語り合っている青年グループ。
海で日焼けしたらしい若い男女のカップル。
364:1[saga]
2011/12/11(日) 11:06:43.34 ID:e+HHFXwS0
それから数時間が経過した。
夜になり、辺りが暗くなっても探索を続けた。
にもかかわらず、魔女はおろか使い魔すら発見できなかった。
公園に入ったまどかは、ベンチを見つけ、腰掛ける。
365:1[saga]
2011/12/11(日) 11:07:40.54 ID:e+HHFXwS0
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次の日もまどかは探索を行った。
366:1[saga]
2011/12/11(日) 11:08:39.27 ID:e+HHFXwS0
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さらに数日が経った。
367:1[saga]
2011/12/11(日) 11:09:39.52 ID:e+HHFXwS0
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「なんてゆーかさ、今のまどかを見てると、忠犬ハチ公が思い浮かぶんだよなぁ〜」
368:1[saga]
2011/12/11(日) 11:10:35.12 ID:e+HHFXwS0
「あー……。それはまた難しそうだねぇ。
ほら、まどかは一回ほむらのとの約束破ってるじゃん。
負い目も感じてるだろうし、きっと、今度こそは絶対約束を守るぞ! なんて思ってるだろうなぁ。
----もう、あんなほむらは見たくないだろうし……」
369:1[saga]
2011/12/11(日) 11:11:38.15 ID:e+HHFXwS0
さやかは気を取り直して食べようと、網の上の肉に箸をのばす。
「それにしてもさ、さやかはよく覚えてたな。飯奢ってくれるって約束。
あたしはてっきり、もう忘れてると思ってたよ」
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