412:1[saga]
2012/01/04(水) 13:33:57.33 ID:SjtKh4Fw0
「さ、佐倉さん……? 貴女の言い分は分かるわ……。
でも、もっとこう、言い方ってものがあるでしょう?」
マミの声は、搾り出すかのようだった。
413:1[saga]
2012/01/04(水) 13:35:01.34 ID:SjtKh4Fw0
「マミさんも杏子ちゃんも、なんか、いつもと違うよ。
一体どうしちゃったの?
どうしてそんなこと言うの?」
414:1[saga]
2012/01/04(水) 13:35:58.25 ID:SjtKh4Fw0
*
「こんなの、絶対おかしいよ!!」
415:1[saga]
2012/01/04(水) 13:36:57.58 ID:SjtKh4Fw0
ほむらの名が出た途端、まどかの脳裏に、ほむらと共に過ごした一ヶ月間が浮かび上がってきた。
転校初日の、意味の分からなかった忠告。
魔法少女、そして魔女のこと。
416:1[saga]
2012/01/04(水) 13:37:57.84 ID:SjtKh4Fw0
「……はぁ……はぁ…はぁ、はぁ、はぁはっはっはっはっはっ!!」
「鹿目さん……?」
417:1[saga]
2012/01/04(水) 13:39:00.82 ID:SjtKh4Fw0
杏子は追いかけなかった。
例え追いついても何て声を掛ければいいか、分からなかったからだ。
それよりも目の前の問題をどうにかしなければと、まどかに説明している間も、ずっと思案していた。
418:1[saga]
2012/01/04(水) 13:41:00.60 ID:SjtKh4Fw0
*
数日前のこと。
419:1[saga]
2012/01/04(水) 13:41:57.15 ID:SjtKh4Fw0
----いいや、絶対にダメだ!
鹿目さんを魔女になんかにさせない!
私も魔女になんかならない!
420:1[saga]
2012/01/04(水) 13:43:00.23 ID:SjtKh4Fw0
だが、そうなってくると、もう勉強している時間なんて無い。
今のままでは、入試を通らない可能性が高い。
----こうなったら仕方が無い。
試験中に魔法を使うしかないだろう。
421:1[saga]
2012/01/04(水) 13:43:58.98 ID:SjtKh4Fw0
*
喫茶店を飛び出したまどかは、あても無く街を走っていた。
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