547:1[saga]
2012/03/04(日) 15:52:10.36 ID:7s5pwasZ0
今にも泣き出しそうなまどかを、ほむらは優しく抱きしめる。
まどかは突然の抱擁に驚いた。
「……ふぇ?」
「まどか、本当にごめんなさい。とても辛いことを話させてしまったわね。
大丈夫よ。私は絶対に貴女を嫌ったりしないわ」
「……ほむらちゃんは、わたしの話、信じてくれるの?」
「ええ、当たり前よ。だって----」
ほむらは体を離し、笑顔を浮かべ、まどかと視線を合わせる。
「----私達は、前世では恋人どうしだったんですもの」
まどかは一瞬目を丸くした。
そして、すぐに笑顔になる。
「ほむらちゃんったら、またそんなこと言って……。
そういうこと言ってると、せっかくの美人さんが台無しになっちゃうよ?」
「ふふっ。私の容姿なんて、まどかの愛らしさに比べれば大したことないわ。
それに、私はまどかさえ傍に居てくれれば、それでいいの」
「うんもう、ほむらちゃんったら……」
「あら、私は本気よ?
なんなら----今すぐ証明して見せるわ」
そう言うとほむらはまどかの肩を抱き、目を閉じて、そっと顔を近づけていく。
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