64:1[saga]
2011/09/10(土) 17:03:56.66 ID:QHjvi9XB0
「あら、いいじゃない。他人の為に一つしかない願い事を使う。
とっても素晴らしい事だと思うわ」
突然の新しい訪問者に、全員が振り返る。
65:1[saga]
2011/09/10(土) 17:04:33.59 ID:QHjvi9XB0
ほむらはまどかとさやかに手を差し伸べる。
「さっ、二人とも。ここから出ましょう。立てる?」
66:1[saga]
2011/09/10(土) 17:05:36.93 ID:QHjvi9XB0
*
「魔法少女ぉ??」
67:1[saga]
2011/09/10(土) 17:06:18.56 ID:QHjvi9XB0
「いや、おかしくない?
さっきの説明だと、魔法少女は魔女から人を守る存在だって」
「そうそう。私もそれが気になってんだ。
68:1[saga]
2011/09/10(土) 17:07:10.85 ID:QHjvi9XB0
「ねえ、わたしが凄い素質を持ってるって話、ホント?」
「ああ、凄いなんて言葉じゃ到底足りないね。
キミなら史上最強の魔法少女になれるだろう」
69:1[saga]
2011/09/10(土) 17:08:02.46 ID:QHjvi9XB0
「---私には、他に選択肢が無かったの。
でも、貴女は違う。そもそも貴女には魔法少女になる理由がない。
無駄に命を捨てるようなマネは、私が許さない」
70:1[saga]
2011/09/10(土) 17:08:53.74 ID:QHjvi9XB0
「その必要は無いわ。私がまどかの傍に居ればいい。
私がまどかを絶対に守ってみせる。まどかが戦う必要なんてない」
ほむらはキュゥべえの首根っこを掴むと、ポイッとマミの方へと放った。
71:1[saga]
2011/09/10(土) 17:09:50.00 ID:QHjvi9XB0
杏子は頬を掻きながら言った。続けてさやかへと話しかける。
「まっ、そういうわけだからアンタも契約しようなんて考えるなよ」
72:1[saga]
2011/09/10(土) 17:10:33.37 ID:QHjvi9XB0
「おいどうした!大丈夫か!」
杏子がさやかの背中をさする。さやかは涙目になりながら口に残った吐瀉物を吐き出している。
73:1[saga]
2011/09/10(土) 17:11:18.80 ID:QHjvi9XB0
杏子はさやかに水の入ったペットボトルを差し出す。
さやかは礼を言ってからそれを受け取り、口をゆすいだ。
「さて、お前らさぁ、守るったって実際どうする気なんだ?
74:1[saga]
2011/09/10(土) 17:12:26.01 ID:QHjvi9XB0
「へへっ!そういう事なら話は別だ。
アンタのことはキッチリ守ってやるよ!大船に乗ったつもりでいな!」
「う、うん……」
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