15: ◆CjyeZwq5EN.k
2011/09/10(土) 13:33:59.96 ID:yyoU8Ye40
放課後。
学校が終わった初春は、風紀委員の支部へ向かう。
結局昨日は、佐天との約束をすっぽかしてしまった。
16: ◆CjyeZwq5EN.k
2011/09/10(土) 13:34:33.55 ID:yyoU8Ye40
風紀委員支部が見えてきた。
初春は頭からあの出来事を振り払い、支部に入る。
「こんにちはー」
17: ◆CjyeZwq5EN.k
2011/09/10(土) 13:35:33.28 ID:yyoU8Ye40
「あ、それでは私は病院に行って来ます」
今日はその報告書を書かなければならない。
支部を出て、垣根が入院しているであろう病院に向かう。
18: ◆CjyeZwq5EN.k
2011/09/10(土) 13:36:03.20 ID:yyoU8Ye40
それだけでない。
「脳には異常が無かったから心因性の健忘……つまり精神的な理由での記憶喪失だね」
「記憶喪失、ですか……」
19: ◆CjyeZwq5EN.k
2011/09/10(土) 13:36:30.39 ID:yyoU8Ye40
「大丈夫、そんな難しい事じゃないよ。少しだけ自己紹介と簡単な会話をしてくれればいい。それだけで患者は安心するからね?」
御礼はするから、と頼み込むカエル顔の医者を見た後、初春は戸惑いながらも、小さく頷いた。
一人ぼっちで寂しい思いをしている病人と聞いたら、優しい人間は放っておく事が出来ないのだ。
20: ◆CjyeZwq5EN.k[sage]
2011/09/10(土) 13:36:57.58 ID:yyoU8Ye40
一旦投下終了です。
21: ◆CjyeZwq5EN.k[sage]
2011/09/10(土) 14:48:02.82 ID:yyoU8Ye40
再び投下します
22: ◆CjyeZwq5EN.k[sage]
2011/09/10(土) 14:48:34.07 ID:yyoU8Ye40
「失礼しまーす……」
学校の職員室に入るときのような萎縮をしながら、初春は病室の扉を開ける。
扉に頭だけを突っ込んで、初春は不安そうな顔で病室を見た。
23: ◆CjyeZwq5EN.k[sage]
2011/09/10(土) 14:49:28.52 ID:yyoU8Ye40
「……」
垣根は一言も喋らない。
ただ、近づいてくる初春の顔に視線を合わせる。
24: ◆CjyeZwq5EN.k[sage]
2011/09/10(土) 14:49:58.85 ID:yyoU8Ye40
「……」
声の出し方も忘れてしまっているのだろうか、初春は垣根を見つめた。
垣根は相変わらず無表情で、ぼうっと初春を見つめていた。
25: ◆CjyeZwq5EN.k[sage]
2011/09/10(土) 14:50:26.56 ID:yyoU8Ye40
どうすればいいんだろう……初春は頭を抱えた。
喋り方すら忘れてしまっているのは予想外だった。
そうこう悩んでいるうちに、30分が経っていた。
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