過去ログ - 僕も友達が少ない
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1:
2011/09/12(月) 18:33:01.54 ID:BAB9cGGy0
 僕は友達が少ないの二次創作となります。
 短い投稿でも許容できる方以外は後悔するやも……。
 野次だろうとなんだろうと反応があると調子にのります。
 更新は不定期なので息抜きがてら見てくださると助かります。


2:
2011/09/12(月) 18:33:29.08 ID:BAB9cGGy0
「友達募集・・・・・・だと?」

 職員室近くの掲示板に張られているポスターに気づき、かぶりつく勢いで駆け寄る。
 廊下の喧噪が何故か一際大きくなった気もするがそんなことは些細なことだろう。
 そこには大きく隣人部という文字が書かれている。
以下略



3:
2011/09/12(月) 18:34:38.22 ID:BAB9cGGy0

 とにかく臨機応変に隣人
 とも善き関係を築くべく
 からだと心を健全に鍛え
 たびだちのその日まで、
以下略



4:
2011/09/12(月) 18:35:22.10 ID:BAB9cGGy0

 とにかく臨機応変に隣人
 とも善き関係を築くべく
 からだと心を健全に鍛え
 たびだちのその日まで、
以下略



5:
2011/09/12(月) 18:36:34.46 ID:BAB9cGGy0
 などと書かれているのである。
 下には絵が書かれており部員募集中だよ、と吹き出しに文字が。
 上の文を見ればもうわかってもらえたと思う。
 『ともだち募集』・・・・・・そう、このポスターは友達を求める人物が張り出したものなのだ。
 斜めに見ればともだち募集と読むことができるのは文字の並べ方からして偶然ではない。
以下略



6:1
2011/09/12(月) 18:44:57.81 ID:BAB9cGGy0
 お前等に僕の気持ちは一生分からない。
 メール欄が家族で埋まっている事実を。
 通話料金が無料通話分を越えるなんて未知の出来事だということを。
 そもそも携帯というのはネットをするのがメインであり他の昨日はオマケであるという経験を。
 僕のように普段から友達を求めているものなら、このポスターに隠された『ともだち募集』という文字に気づかないはずがないのだ。
以下略



7:1
2011/09/12(月) 18:45:46.79 ID:BAB9cGGy0
 これは友達を作りたいなんて恥ずかしい目的をおおっぴらに出すことなく、目的を同じくする部員を集めることを可能とする偉大な方法だといえる。
 しかしこんな方法があったとは・・・・・・目から鱗である。
 僕はメールが知っている人にしか送ることができないということに気づいた時に絶望したというのにこの人は学校で友達を捜す方法を発見し実行したのだ。

「・・・・・・天才か」
以下略



8:1
2011/09/12(月) 18:46:22.63 ID:BAB9cGGy0
下に描かれている絵は、お世辞にも旨いとはいえない。

 だがその下手さがむしろ心を打つ。
 これを描くのにいたった経緯が目に浮かぶ。
 友達が欲しいという純粋な想い、だがそれを口に出すのは恥ずかしい。
以下略



9:1
2011/09/12(月) 18:47:01.75 ID:BAB9cGGy0
 だが文字だけでは殺風景。
 このメッセージに気づいてもらうため何か目を惹くものが欲しい。
 ・・・・・・そうか、絵を付け足せばいいじゃないか!
 下手だけど友達をつくるため描いてみよう、きっといい人が来てくれるはずだから。
 少しでも多くの同士が集うようにと願いながら一生懸命描いたのだ、きっと。
以下略



10:1
2011/09/12(月) 18:48:57.64 ID:BAB9cGGy0
 僕は友達が少ない。
 中学でとある秘密がばれて、僕は浮いた存在だった。
 当然話しかけてくれる人はほとんど無く、人付き合いが苦手になっていった。
 会話って言うのは経験だからやらなければどうしていいのかわからないままだ。
 結局中学時代人と話すことはほとんどなく、僕は俗に言うぼっちとして灰色の学生生活をおくるはめになった。
以下略



11:1
2011/09/12(月) 18:50:28.58 ID:BAB9cGGy0
 そもそもどうやったら友達になれるのだろうか。
 小学校では普通に友達がいた気がするが一度人付き合いを断ったせいかどう接すればいいかわからない。
 まさか友達になろう、なんていう訳にもいかないだろう。
 イケメンなら兎も角、根暗な人間で、さらには今まで一言も口を聞いたことのない奴にそんなことをいわれて誰が受け入れるだろうか。
 部活を始めるにしても運動神経は皆無だし文化系にしてもある一つを除いて続けられる甲斐性があるとは思えないしソレは少なくともこの学園ではやろうとは思えない。
以下略



12:1
2011/09/12(月) 18:50:59.90 ID:BAB9cGGy0
「リア充は[ピーーー]!」

 現実逃避しているとそんな言葉が廊下に木霊した。
 勢いよく閉まるドア。
 確認するとどうやら隣人部が使用しているから聞こえてきたようだ。
以下略



13:1
2011/09/12(月) 18:51:52.73 ID:BAB9cGGy0
「・・・・・・大丈夫かな」

 ポスターを見たときはここしかないと思ったが選択を間違えたかもしれない。
 だってさっきの子が断られるとか。
 どんなレベルを求めてるんだよ。
以下略



14:1
2011/09/12(月) 18:54:25.85 ID:BAB9cGGy0
 二重書き込み申し訳ない。
 書き込めてないってなったのに……。
 そしてピーになった件。
 いろいろすいませんでした。


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]
2011/09/12(月) 19:00:13.41 ID:RbyK46nAO
とりあえず期待


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)[sage]
2011/09/13(火) 00:00:57.32 ID:+QTvxLPqo
期待期待


17:
2011/09/19(月) 13:25:55.66 ID:O9I7RA1k0

 しばらくして、じゃれあっていた二人のうち男の方(二人の話を聞くに小鷹というようだ)がこちらを気遣ってくれたのかじゃれあいを止め、僕の方に向きなおり話しかけてくれた。
 その鋭い視線に思わず身構えてしまい体が硬くなるが、彼が言ったことは至極まともな事だった。
 『自己紹介』をしよう、と提案したのだ。
 二人の名前が小鷹、夜空ということは二人の会話で勝手に覚えてしまったがそれでは友達とはいえるわけがない。
以下略



18:[sage]
2011/09/19(月) 13:26:49.84 ID:O9I7RA1k0
ミスった


19:[sage]
2011/09/19(月) 13:28:25.81 ID:O9I7RA1k0
 ノックに反応してくれたのか、がちゃり、とドアが開いた。
 扉の向こうにはやたら整った顔立ちの、いわゆる美少女が立っていた。
 さっきの、閉め出された金髪の子もとんでもないレベルだったがこっちの人もそれに負けていないと思う。
 長い黒髪と意志の強そうな目が印象的な美少女である。
 校章の色からするとこの人も二年生のようだ。
以下略



20:[sage]
2011/09/19(月) 13:28:57.61 ID:O9I7RA1k0

「あの・・・・・・入部したいんですが」

「ふむ」

以下略



21:[sage]
2011/09/19(月) 13:29:47.79 ID:O9I7RA1k0
 先ほど扉の前にいた少女も金髪であったがあちらと違いこっちは染めているのではないだろうか。
 瞳の色は黒いし、そもそも顔立ちも完全な日本人。
 金髪にしても全体が綺麗な金色ではなくところどころ焦げちゃっぽい毛が混じった、くすんだ感じがする鈍い金色。
 美容院ではなく自分でやって失敗でもしたのだろうか。
 金髪を維持するのってお金がかかるらしいし。
以下略



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