33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:38:24.03 ID:nbU0t01Go
「……夢に」
「出るのか」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:39:04.39 ID:nbU0t01Go
「……夢に」
「出るのか」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:40:04.44 ID:nbU0t01Go
「……夢に」
「出るのか」
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:41:29.19 ID:nbU0t01Go
「私、大丈夫かな……」
今度こそ彼女は泣いていた。
ここは抱きしめるところだと思ったので、そうした。
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:42:21.79 ID:nbU0t01Go
―――――帰り道―――――
彼女の家から、僕の家はそう遠くない。
のんびり歩いても30〜40分くらいだ。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:43:41.91 ID:nbU0t01Go
「俺に、何の用ですか」
振り返るのは怖かった。
僕のすぐ後ろで、コッ、と軽やかなヒールの音がする。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:44:30.09 ID:nbU0t01Go
ゆっくりと目を上げる。
僕の前に立つのは、娼婦じゃなかった。
OL風の、違う。
ダークグレーのスーツに、地味な化粧。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:45:19.46 ID:nbU0t01Go
「事件現場の近く」
口から下を血塗れにして、よろめきながら路地へ入っていく女。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:46:18.12 ID:nbU0t01Go
「あの子に声をかけようと思ったんだけど……」
「俺がついてたから」
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:47:26.09 ID:nbU0t01Go
言い過ぎたと思った。
この人も悲惨な目に遭ったのに――
「そうねえ……」
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/09/12(月) 21:48:19.10 ID:nbU0t01Go
―――――自宅―――――
長い道のりだった。
一時間緊張しながらの徒歩はきつい。
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